ベースメイク、もっと手早くきれいに仕上げたいな…。
それなら、メイクツールを変えてみるという手があります!
メイクの行程の中でも、ベースメイクは特に時間や手間がかかりますよね。
なんとかベースを手早く済ませたいけど、「肌のきれいな仕上がり」と「時短」を両立させるのは、なかなか難しいもの…。
そんな時は、ちょっといいメイクツールに頼ってみるのも一手です。
そこで今回は、ちょっぴり投資してSHISEIDOのファンデブラシにトライしてみました。
メイクスポンジとの違いや、安いブラシとの違いを検証しつつ、使いこなすためのコツなどもご紹介していきます。
今回の星評価
使いやすさ | |
仕上がり | |
コスパ |
HASU FUDEとは?
デパートを中心に展開されている資生堂のブランド「SHISEIDO」は、メイクブラシの商品が充実しています。
その中の一つが「HASU FUDE」です。
HASU FUDEは、様々な種類のファンデーション全てに使えるオールマイティなファンデブラシで、コンパクトな筆先のため小回りが利くのが特徴。
職人さんが一つずつ手作りしているこだわりのブラシでありながら、価格は2,000円台と、デパコスブランドの商品としてはお手頃なアイテムです。
SHISEIDO HASU FUDE ファンデーション ブラシ | |
---|---|
価格 | 2,420円(税込) |
使えるファンデの種類 | リキッド、クリーム、パウダー、クッション (すべてのファンデーションに使用可) |
特徴 | ・熊野筆の技術を用いて製作 ・筆職人による手作り |
材質 | 人工毛 |
原産地 | 日本 |
ディティール
では、ここからは写真でディティールを見ていきます。
筆先に向かって太くなっていく、SHISEIDOのブラシ独特の形。
真っ黒なボディに赤いラインが入った潔いデザインが、日本らしさもあってかっこいいです。
筆先はフラットな斜めカットになっており、細かいところも小回りが利きます。
ファンデーションだけでなく、コンシーラーを塗るのにも◎。
毛は人工毛で、とても肌当たりがいいですが、コシもしっかりあって使いやすいです。
サイズは結構コンパクトです。
全長は約13cmで、筆先の直径は2cmほど。
この大きさなら、ポーチに入れて持ち歩くこともできますね。
資生堂ファンデーションブラシ131との違い
資生堂のファンデブラシというと、「ファンデーションブラシ131」を思い浮かべる人も多いと思います。
「ファンデブラシといえばこれ!」というくらい、人気で知名度も高いロングセラー。
HASU FUDEも同じ資生堂ですし、形状もかなり似ているので、どっちを買おうか迷っちゃいますよね。
というわけで、共通点と違いを比較してみます。
ファンデーションブラシ131 | HASU FUDE | |
---|---|---|
公式サイトの価格 | 1,980円(税込) | 2,420円(税込) |
毛の材質 | 人工毛 | 人工毛 |
ファンデの種類 | オールタイプOK | オールタイプOK |
大きさ | 幅2cm×高さ11.8cm×奥行き2cm | 幅2.3cm×高さ12.3cm×奥行き2.3cm |
備考 | 専用ケース付き | 熊野筆の技術を用いた職人の手作り |
まず公式の価格は、HASU FUDEのほうが500円ほど高い設定です。
ただ、ネットショッピングだと、ファンデーションブラシ131は1,000円台前半で売られているのも見かけます。
毛の材質はどちらも人工毛ですが、両方を使用した人の口コミを見ると、HASU FUDEのほうが肌当たりが優しくチクチクしないという感想が多く見られました。
ファンデの種類は、両者ともパウダーやリキッドなど全てのタイプに対応。
毛先はフラットな斜めカットで、大きさも似ているので、小回りの利きや使い勝手はほぼ同じと考えてよさそうです。
この2つは似ている部分も多いですが、ケースが付いているなどお得感がある131に対し、HASU FUDEはやはりデパコスブランドらしくワンランク上の質で勝負!という感じがありますね。
私もどちらを買おうか悩んだ結果、ブラシは長く使える物なので、質のいいほうを選びました。
数百円の差ですし、HASU FUDEも十分コスパがいいです。
HASU FUDEの魅力ポイント3つ
①肌当たりがいい
HASU FUDEを使ってまず感動したのは、肌当たりの優しさです。
私は皮膚が薄いほうで、メイクブラシのチクチクを感じることが多かったのですが、このブラシは大丈夫でした。
特に皮膚の薄い目のキワでもチクチクしないので、目の下のクマにコンシーラーを塗るのにも使っています。
肌当たりが優しいので、塗る時にストレスなく、快適に使えるのがうれしいポイント。
また、チクチクしないということは刺激も少ないはずなので、肌の負担が少なくなるという点も魅力です。
ブラシのチクチクが苦手だった方も試す価値あり!
②ベースメイクが手早くきれいに仕上がる
ファンデーションをムラなくササッと塗り広げられるので、メイクの時短にも◎。
1本1本の毛が細いからか、筋のようなムラができにくく、薄く均一に塗ることができます。
また、毛穴が気になる部分には、トントンと優しくたたくように塗ることで、凹凸をカバーすることも可能。
今までは、ベースメイクの時短にはクッションファンデが一番だと思っていましたが、ブラシで塗るのが意外と早いことに気付かせてくれました。
ただ、ブラシに慣れていなかった当初は、少しムラもできてしまっていたので、ブラシ塗り初心者の方は下の「HASU FUDEを使いこなすコツ」もご参考ください。
③コスパがいい
肌当たりのいい上質なブラシは相当お高そうですが、もはやプチプラとも言える2,000円台で買えるのは、かなりお得。
しかも、デパコスブランド「SHISEIDO」でこの値段とは、驚くほどです。
SHISEIDOのブラシシリーズの中でも、ベースメイク用のブラシだと高いものは5,000円を超えるので、HASU FUDEは特に安いと言えます。
また、パウダーやリキッドなど、どんなファンデーションにも使える汎用性の高さを考えると、コスパも素晴らしいです。
初めてファンデブラシを買う方や、とりあえずSHISEIDOのブラシを試してみたいという方に、まずオススメできる1本だと思います。
マルチに使えるから、1本持っていて損はありません。
HASU FUDEを使いこなすコツ
これまで私はメイクスポンジを使っていたため、初めはブラシ塗りに少々苦戦しました。
そこで、自分なりに使いこなせるようになったコツをご紹介していきます。
ただ、私はリキッドファンデとクリームファンデしか使っておらず、パウダー系はまた使い勝手が異なるかもしれません。ご参考までにご覧ください。
ファンデブラシとメイクスポンジとの違い
まずは、ファンデブラシとメイクスポンジの違いから、改めて見ていきます。
リキッド系のファンデを塗った時の、両者の違いを簡単に表にまとめました。
メイクスポンジ | ファンデブラシ | |
---|---|---|
仕上がり | ナチュラル | ナチュラル~ハイカバーまで調節可能 |
崩れにくさ | ◎ | ○ |
お手入れ | ・スポンジに色が残りやすい ・毎回洗う必要がある | ・色が残りにくい ・基本的には拭き取りでOK |
両者を使っていて、最も違うと感じたのは、ファンデの量の加減です。
スポンジは、余分なファンデを吸い取るので、厚塗りになることはないし、ムラにもなりにくいです。
ナチュラルな仕上がりなので、初心者でも失敗しにくいというメリットがありますが、ただその分、カバーしたい部分も薄付きになってしまう傾向があります。
一方でブラシは、肌に乗せたファンデをそのまま広げていくので、量が多いと余分なファンデがムラになってしまうことがあります。
量の調節が必要という難しさはありますが、ファンデを吸わないので、カバー力ある仕上がりにもできる点はメリットです。
メイク崩れという観点から見ると、スポンジのほうがファンデを薄く密着させられる分、崩れにくいし、崩れてもあまり目立ちません。
しかし、お手入れのしやすさでは、ブラシのほうが楽だと思います。
スポンジは汚れが染み込むので、毎回洗う必要がありますし、洗っても汚れが完全に落ちているか分かりにくいことも…。
ブラシは、軽い汚れなら拭き取るだけでいいうえに、洗えばしっかり汚れを落とすことができます。
ファンデブラシのお手入れの詳しい方法については、下の「お手入れ方法」もご参考ください。
完璧に仕上げたい日は、ブラシで広げてスポンジで密着させるなど、ダブル使いするのもアリです。
ブラシできれいに塗るコツ
ブラシできれいにファンデを塗るには、なによりファンデの量をつけすぎないことです。
私は当初、スポンジで塗っていた時と同じ量のファンデを顔に乗せていたので、ブラシで伸ばした時にムラになってしまっていました。
そのことに気付き、ファンデの量を減らしたところ、きれいに仕上がるようになりました。
特に、顔にファンデを点置きして伸ばすより、手の甲でブラシにファンデを付けてから顔に伸ばすやり方にしたところ、これがいい感じ。
先にブラシにファンデを付けると、ファンデがたっぷり付きにくいので、塗りすぎを防ぐことができます。
カバー力が欲しいところには、部分的に少量のファンデを重ねて、トントンとブラシの先でたたくようにしてなじませればOK。
コンシーラーも、ファンデと同様に塗りすぎに注意です。
お手入れ方法
ブラシを使いこなすには、日々のお手入れも大事です。
ここで、HASU FUDEのお手入れ方法も確認しておきましょう。
HASU FUDEは人工毛なので、動物の毛から作られた天然毛に比べると、お手入れは簡単です。
【人工毛のメイクブラシのお手入れ方法】
- 毎日のお手入れ・・・ティッシュで汚れを拭きとる。
- 洗浄(汚れが目立ってきた時)・・・ぬるま湯に中性洗剤(台所洗剤など)を薄く溶かし、毛先を軽く振り洗いする。十分にすすいだ後、タオルやティッシュで挟んで水気を拭き取る。
- 乾燥・・・洗浄後は、ブラシを横向きにして、日陰で完全に乾燥させる。
こまめに洗うべきなのかと思いきや、意外にも基本はティッシュで拭くだけでOK!
むしろ頻繁に洗いすぎると、毛を傷める原因になるそうです。
ただし、洗う時に熱いお湯を使用したり、浸け置きしたりしないように気を付けましょう。
毛の根本の接着を弱めることになり、毛が抜けやすくなってしまいます。
思ったよりお手入れは簡単!
まとめ:デパコスなのにコスパ◎!1本あると頼れる優秀ブラシ
今回の星評価
使いやすさ | |
仕上がり | |
コスパ |
様々なファンデに使用できる万能ファンデブラシなので、1本持っていて損のないHASU FUDE。
化粧品はプチプラ派の私は、これまでスポンジばかりを使ってきましたが、HASU FUDEを使ってみてファンデブラシのよさを実感できました。
ブラシのほうがお手入れが簡単だし、長く使えるから意外と高コスパです。
また、デパコスブランドだし、長く愛用できるアイテムなので、プレゼントにも喜ばれそうです。
百貨店のSHISEIDO店舗で購入できますが、店舗に行けない方はネットでも購入できます。
私は楽天で買いましたが、定価とほぼ変わらない値段で買えました。
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