スケジュール帳が欲しいけど、いまいち理想のノートが見つからないなぁ…。
それなら、自分で作ってしまうのはどうでしょうか?
スケジュール帳を買っても使わないページがあったり、メモページが余ったりすること、ありませんか?
せっかく買ったのにいまいち使いこなせないまま、新しい年のスケジュール帳を買い、ノートばかりがどんどん増えてしまいがち…。
私自身がまさしくこのタイプで、紙のスケジュール帳を廃止していたこともあります。
しかし、無印良品のリフィルノートに出会い、ムダのない理想的なスケジュール帳を作ることができました。
自分が必要なページだけを選べるし、入れ替えも自由なので、気分に合わせて仕様を変更することも可能です。
今回は、そんなリフィルノートの魅力と、フル活用するためのアイディアをご紹介していきます。
使いやすさ | |
丈夫さ | |
コスパ |
リフィルノートの基本情報
リフィルノートとは?
無印良品のリフィルノートは、開閉式リングと表紙だけのノートで、ルーズリーフをとじることができる商品。いわばルーズリーフのバインダーです。
しかし、リングノート型のため、とじたままでも書きやすく、“自由にページを入れ替えできるリングノート”という感覚で使えます。
無印良品 リフィルノート | |
---|---|
表紙の素材 | ・ポリプロピレン(透明) ・クラフト(ベージュ、ダークグレー) |
サイズ展開 | B5、A5 |
リングの素材 | ポリカーボネート |
リング内径 | 12.5mm |
穴数 | B5:26穴 A5:20穴 |
最大収容枚数 | ルーズリーフ約40枚 |
互換性とサイズについて
中に入れるルーズリーフや、「リフィル」と呼ばれる専用の用紙・カードポケットなどのアイテムも無印良品で販売されています。
これらを自由に組み合わせることで、自分だけのノートを作ることができるというわけです。
※リフィルのバリエーションについてはこちら(クリックで無印の公式サイトへ移動します)
また、リングの穴数はJIS規格に合わせられているため、他社のB5・A5のルーズリーフもとじることができます。
つまり、カスタマイズの選択肢は無限大ということになりますね。
リフィルノートのサイズは、B5とA5(A4の半分の大きさ)の2種類。
A5はルーズリーフのイメージがあまりないかもしれませんが、文具メーカーの大手各社から様々なA5サイズのルーズリーフが販売されています。
ノートの使用目的に合ったサイズを選べますね!
ディテールと使い方
ノートの構造を見ていきましょう。
リフィルノート本体は、リングと表紙・裏表紙のみです。
中にルーズリーフを入れるとこんな感じ。表紙が透明なので、中が透けて見えます。
ノートを開いた状態で、左は上に、右は下に引っ張ると簡単にリングを開けられます。
閉める時は、直接手でリングをパチパチと留めていきます。
閉めるのが少し手間に感じる方もいるかもしれません。詳しくは、後述の「Q.リングの開閉は面倒?」をご覧ください。
上の写真では、最大容量とされる40枚のルーズリーフを入れています。
こう見ると、リングの大きさのわりにあまり入らない気も…。
だた、40枚というのはスムーズにページがめくれる量を考えて設定されていると思います。
ページをめくる時に多少引っかかってもよければ、もっとページを増やすことも可能といえば可能です。
一般的な大学ノートは1冊30枚なので、40枚入るリフィルノートは十分な収容量と言ってもいいでしょう。
Campusとの比較
ノート型のルーズリーフバインダーというと、コクヨのCampusの商品もあります。
リフィルノートとコンセプトがかなり似ているので、比較してみたいと思います。
キャンパスバインダー〈スマートリング〉 | リフィルノート | |
---|---|---|
最大収容枚数 | 約25枚 | 約40枚 |
背幅 | 13mm | 17mm(実寸) |
サイズ展開 | B5、A5 | B5、A5 |
カラー展開 | B5・・・8色 A5・・・5色 | 3色 |
価格 | B5・・・560円 A5・・・540円 ※メーカー希望小売価格 | B5・・・350円 A5・・・290円 |
両者はリングの構造が異なり、開閉の方法も違います。
写真で詳しく見てみましょう。
上の写真は、左がキャンパス、右が無印リフィルノートのリング。
キャンパスは、半円状というか、かまぼこ型のようなリングで、太めの軸が付いています。
無印のリフィルノートは、円形のリングで、軸は細め。収容枚数も多いので、無印のほうがリング自体は大きいです。
次に、開閉方法の違いについて。
リフィルノートの開閉方法は、ディテールと使い方で先述したとおりです。
キャンパスは、リングの軸の上端を押すとリングが開きます。閉じる時は、上の方のリングを1か所つまむと、全てのリングが一気にパチンと閉じる形式です。
開ける時の簡単さはどちらもあまり差がないですが、閉める時は、一気に全部のリングが閉まるキャンパスのほうが簡単ではあります。
キャンパスはハイテクな構造でカラーが豊富、リフィルノートは収容枚数が多くコスパ◎。それぞれ異なる魅力がありますね!
買ってよかった!魅力ポイント3つ
魅力①自分好みにカスタマイズできる
一番の魅力は、用途に合わせて中身をカスタマイズできるということ。
まず、いろいろな種類のルーズリーフを選んで入れることができます。
無印と他社の商品をすべて含めると、横罫線、方眼、無地、スケジュール用など、実に様々な用紙から選べます。
また、用紙だけでなく、カードや写真を入れるポケット型リフィルなどもあるので、用途はノートだけに限りません。
自分だけの様式で作れると思うと、それだけでワクワクしちゃいます。
また、後から順番も入れ替えられますし、不要になったページを取り除くのも簡単です。
魅力②中身の保存・処分が簡単
リングが開いて簡単に中身を取り出せるため、ページの保管や処分にも便利。
保管する場合、表紙やリングが付いたまま何冊も置いておくと、かさばって場所を取ってしまいます。
しかし、中身だけを取り出し、保管用のバインダーにまとめて入れれば、省スペースでスッキリと保管可能。
さらに、普通のとじノートやリングノートだと、処分する際に手間がかかります。
とじノートは、そのまま資源ゴミに出せるならよいのですが、シュレッダーにかけたい場合は面倒です。
リングノートは、リングが金属製の場合が多いので、外して分別しなくてはいけません。
その点リフィルノートなら、サッと中身を取り出して、そのままシュレッダーにかけられます。
ノートを使い終わった後のことも考えると、ルーズリーフ式のリフィルノートが圧倒的に便利です。
魅力③リングと表紙が繰り返し使える
リングと表紙は繰り返し使い続けられるので、エコかつコスパも抜群。
私はスケジュール帳として使っていますが、1年が終わっても本体を買い替える必要はなく、カレンダーのページだけ新調すればいいのです。
100円~200円程度で新しいスケジュール帳として使えるので、コスパが最強。
また、普通のスケジュール帳だと、何も書いていないページがたくさん残っていてもったいない場合も…。しかしリフィルノートなら、残っているページは次の年に繰り越せるので、全く無駄がありません。
買う前に知りたいポイントQ&A
Q.書く時にリングが邪魔になる?
A.とじたまま書くと邪魔になりますが、ページを取り外して書けば問題なし!
ノートの厚みに対してリングの直径が大きいので、とじたままだとどうしても書きにくさがあります。
しかし、忘れることなかれ。リフィルノートはページを取り外せるノートではありませんか!
書き込む時はページを取り出して書けば、問題ありません。
Q.リングの開閉は面倒?
閉める時に、少し面倒に感じる場合があるかも…。
私はそこまで気になりません。
開けるのは、左右に引っ張るだけなので簡単です。
問題は、閉める時かなと思います。リングを1つずつ手でパチパチつまむように閉じる方式だからです。
ワンタッチで全てのリングが一気に閉じるバインダーなどを使い慣れていると、リフィルノートの閉じ方が面倒に感じてしまう可能性はあります。
ですが、私が使ってみた感想としては、「思っていたより簡単」でした。
リングを一つ留めると、その両隣のリングも自然と閉じることが多いので、20個あるからと言って20回パチパチ留めなければいけないというわけではありません。
A5ノートだと、3~5回パチパチと留めれば全部のリングを閉じられます。
私のノート活用方法
私は、A5のリフィルノートをスケジュール帳兼何でもノートとして使っています。
スケジュール、ToDoリスト、メモ、レシピの覚え書き、暗記用単語リストなど…。
それぞれのカテゴリをインデックスで仕切ってあり、「これ1冊あればOK!」という何でもありのノートです。
表紙が透明なポリプロピレンのタイプを選んだので、最初のページに好きな絵柄を貼れば、自分好みの表紙にすることができます。
用紙は全て無印の方眼ルーズリーフで、スケジュール管理にはダイソーのカレンダーシールや付箋を活用。
シールだと好きな場所に貼れるので、よりカスタマイズの自由度が高いのがうれしいポイント。
インデックスは、キャンドゥのインデックス付箋です。本当はもう少し落ち着いたカラーのインデックスにしたいのですが、とりあえずこれで…。結構丈夫なので、使用には問題ないです。
リフィルノートのおかげで、アナログ手帳のよさを再実感しました。
学生時代は毎年スケジュール帳を買っていましたが、私は物をどんどん捨てたい派の人間のため、捨てられない物が増えていくのが嫌だと感じていました。
一時的にデジタル化してスケジュールアプリに移行しましたが、意図的にアプリを起動しないとスケジュールを見ないので、いまいち活用しきれず…。
やはり手元に現物としてノートがあると、なんとなくパラパラめくって見て思い出すことがあったり、複数のアプリに跨るような脈絡のない内容を1冊にまとめられたりして、とても便利です。
リフィルノートなら、残したいページだけを取り出して最小限のスペースで保管できるので、私も気兼ねなく手書きノートを書き残せるようになりました。
リフィルノート活用アイディア
もし買ったらどんなふうにカスタマイズするか、イメージするだけでも楽しいですね!
アイディア①市販のルーズリーフを活用
ルーズリーフと一言で言っても、種類はたくさんあります。
【ルーズリーフの種類と活用例】
ダイアリー(月間、週間など)・・・スケジュール管理、日記
カラールーズリーフ・・・カテゴリごとに色を使い分け
スクラップリーフ・・・スクラップ、レシピのメモ
画用紙・・・お絵描き
音楽罫・・・作曲、演奏など音楽活動に
上で挙げたのは、まだまだ一例にすぎません。調べてみると、色々な種類のルーズリーフが見つかって面白いですよ。
B5サイズのほうが種類は豊富ですが、A5のルーズリーフも結構あります。
マルマンからは、「ルーズリーフミニ」という9穴の小さなルーズリーフも出ています。B5やA5のバインダーでも、欲しい所にページをちょい足しできる便利アイテム。
アイディア②ポケット系リフィルを活用
用紙だけでなく、ポケット系のリフィルを入れるとさらに機能的に。
【ポケット系リフィルの種類と活用例】
クリアポケット・・・チケット、レシート、手紙の保管
ファスナー付きポケット・・・ペンや定規を収納、現金など大事な物の保管に
カードポケット・・・名刺、トレカの整理
アルバム台紙・・・写真を入れてアルバムに
ポケット系のリフィルだけを入れて使ってもいいし、ルーズリーフと組み合わせてシステム手帳のように使うのもいいですね。
アイディア③多穴パンチを使ってリフィルを自作
市販のルーズリーフやポケット系リフィルだけでも多種多様ですが、リフィルを自作するという奥の手も!
多穴パンチが1台あれば、穴のない紙でもリフィルノートにとじることができます。
授業で配られたプリントや、特別な用紙などをとじたい場合に便利です。
好きな絵柄の紙に穴を開けて、表紙にするのも◎。
自分だけのルーズリーフを作れると思うと、ワクワクしちゃいますね。
まとめ:低コストで自由にノートを作れる!
使いやすさ | |
丈夫さ | |
コスパ |
ルーズリーフは便利ですが、ファイル型のバインダーだと折り返せなかったり、かさばったりしがち…。
リフィルノートなら、ノート型バインダーのため、とてもスリムにリフィルをとじることができます。
機能的にはシステム手帳とも似ていますが、システム手帳は本体だけで数千円以上するものが多いです。
リフィルノートは、本体とルーズリーフを買っても、なんとワンコイン以下!
自由にカスタマイズできるノートとしては、かなりお手頃です。
私も低コストで自分だけのノートを作れて、とても満足しています。
これからさらに機能を追加して、ノートをどんどんアップデートしていく過程も楽めそうです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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