靴は、とにかく歩きやすさ重視派で、いつもスニーカーばかりの私ですが、冬はどうしても足元が寒い!
そんな時、ノースフェイスのヌプシチャッカの存在を知って買ってみると、歩きやすさも暖かさも両立していて感動しました。
冬にはほぼ毎日履くほど、もはや欠かせないアイテムになっています。
ファッション的な面からみても、最近はチロリアンシューズやワラビーのような、ショートブーツ人気が高まっていますよね。
そんな中でヌプシチャッカは、ノースフェイスの機能性を備えながら、ファッション性も高い大注目のアイテムです。
というわけで今回は、ヌプシチャッカを購入して履いてみた感想を詳しくレビューしていきます。
今回の星評価
デザイン性 | |
履き心地 | |
機能性 |
ヌプシチャッカの基本情報
ヌプシチャッカとは?
そもそも、「ヌプシチャッカ」とは何なのでしょうか。
「ヌプシ」は、ノースフェイスのダウンジャケットや冬靴などのシリーズ名です。
チベット語で“西の頂上”を意味するNuptse(ヌプシ)。1988年に初登場した“エクスペディションシステム”と呼ばれる高所登山に対応するレイヤリングシステムのダウンジャケットとして、92年にデビューした。
ゴールドウィン公式サイト
エベレストにちなんだ名前であることから、過酷な高山でも耐えうるような優れた防寒性を持つシリーズであることが分かりますね。
そして、「チャッカブーツ」というのは、元々はメンズ用のショートブーツです。

くるぶし丈で、靴ひもを通す穴が2~3個ほどあるのが特徴。
というわけで「ヌプシチャッカ」は、ノースフェイスのヌプシシリーズから出ているチャッカブーツなのです。
ヌプシチャッカの種類と違い
ヌプシチャッカには、いくつか種類があります。
まず基本は、ダウンみたいなキルティングが特徴のタイプ。
あと、スエードタイプがあります。
基本のヌプシチャッカは、中綿のボリューム感があってコロンとしたシルエット。
スエードのほうは、足の甲に中綿がなく、スッキリとした見た目になっています。
そして、ちょっとややこしいのが、これら2種類にそれぞれ防水タイプが存在すること!
基本のヌプシチャッカにも普通タイプと防水タイプがあり、スエードのヌプシチャッカにも普通タイプと防水タイプがあるのです。

防水タイプもデザインに大きな違いがなく、見分けがつきにくいので、購入の際は要注意!

見分けるポイントはこの2つ。
防水タイプは、靴本体に「Hydro Seal」のロゴが入っているのと、商品名に「WP」(ウォータープルーフ)という表記があります。

防水タイプにするかどうかは、かなり迷うポイントですよね。
個人的には、少しでも雪が降る地域に住んでいる人や、長く愛用したい人は防水タイプのほうが安心かなと思います。
ただ、基本のヌプシチャッカのほうは、普通タイプでも撥水効果はあるようなので、大雨や大雪の日に履かないなら十分かもしれません。

撥水は水を弾くこと、防水は水を通さないこと。
防水のほうがガード力が高いです。
ヌプシチャッカスエードWPのディテール
ここからは、私が購入したヌプシチャッカスエードWPについて詳しく見ていきます。
まずは商品情報から。
THE NORTH FACE ヌプシチャッカ WP スエード | |
---|---|
型番 | メンズ:NF52484 レディース:NFW52484 |
サイズ展開 | メンズ:7、8、9、10、11 レディース:5、6、7、8、9 |
重さ(片足) | 9インチ:約380g 7インチ:約335g |
素材 | アッパー:天然皮革 ソール:ゴム底、合成底 |
原産国 | カンボジア |
サイズ展開について詳しくは、下の「サイズについて」の項目で書いています。
では続いて、画像でデザインを詳しく見ていきましょう。

3ホールのチャッカブーツです。私はブラックを購入しました。
足首のほうは中綿が入っていますが、甲には中綿がなく、タウンユースでも使いやすいスッキリとした見た目です。

上から見ると、つま先が結構細いのが分かります。サイズ選びの際は要注意。
甲の両サイドにノースフェイスのロゴが入っています。
ロゴは本体と同色なので、目立たないけどさりげないワンポイントになっています。

横から見ると、ソールが少し反っています。
この反りのおかげで、足が自然に前に進んで、とても歩きやすいです。

タンの横は本体と繋がっていて、隙間から風や水が入り込まない構造になっています。
靴紐は、ダークグレーで少し模様入り。
口コミでは、靴紐がほどけやすいという意見がチラホラありました。
確かに、硬くて断面が丸いタイプの紐なので、普通のスニーカーの紐に比べるとほどけやすいかも。
でも、ギュッと力を込めて結べば大丈夫ですし、逆に言えば丈夫で長持ちする靴紐でもあります。

どうしても気になる人は、靴紐だけ替えるのも○。

靴底は、軽くて滑りにくいゴム製。
しっかりグリップ力があるので、濡れた地面でも歩きやすいです。
サイズについて
サイズ展開
肝心なサイズ感ですが、ヌプシチャッカは少し独特なサイズ感になっています。
買う前にしっかりチェックしておきましょう。
まずサイズ展開ですが、1cmごとしかありません。
↓メンズサイズ
USサイズ | cm(実寸ではなく適応サイズ) |
---|---|
7 | 25.0 |
8 | 26.0 |
9 | 27.0 |
10 | 28.0 |
11 | 29.0 |
↓レディースサイズ
USサイズ | cm(実寸ではなく適応サイズ) |
---|---|
5 | 22.0 |
6 | 23.0 |
7 | 24.0 |
8 | 25.0 |
ここで要注意なのが、実際に履いてみると上の数字よりかなり小さく感じるということです。
幅が「E」と細めな作りということもありますが、足の全長も小さめに感じます。
サイズ感レビュー
実際に私が履いた時のサイズ感をレビューしていきます。
私は普段23cmで、足幅が広め、甲も高めだと思います。
ゾゾマットの計測値はこんな感じでした。

基本は23cmですが、サンダルだと22.5cm、コンバースやナイキなどの幅が細めのスニーカーは23.5cmにしてインソールを入れて履いています。
ヌプシチャッカも、いつも通りの23cmをお店で試着したところ、つま先が痛いほど窮屈でした。
ただ幅が細いだけでなく、足の長さも全然合っていないので、通常のサイズではダメだと分かりました。
もうひとつ大きいサイズとなると、1cm刻みしかないので24cmになります。
普段24cmの靴なんて履くことすらないので半信半疑だったものの、結局24cmで少し余裕があるけどちょうどよかったです。
「大きすぎて見た目的に変になるのでは?」とも不安でしたが、体とのバランスを見ても大丈夫でした。
以上のことを踏まえた、私のサイズ感の感想はこちら。
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ちなみに私は、靴下はいつもこちらのヘルスニットの靴下↓を履いています。
裏がパイルで、少し厚みがある靴下なので、靴のサイズに余裕がある時にフィット感を高めてくれます。
あと、着脱時についてですが、靴紐をゆるめにしておけば毎回靴紐をほどかなくても脱ぎ履き可能です。
でも私の場合は、靴紐をゆるくして歩いていたらアキレス腱あたりが擦れてしまったので、結局いつも靴紐は結び直しています。
このあたりはお好みで変えられますし、たくさん歩く日はしっかり靴紐を締めるなど、シチュエーションによって調節してもいいと思います。
ヌプシチャッカは雪に対応しているか?
ヌプシチャッカを「雪靴として履きたい」とか、「寒冷地への旅行に履いていきたい」と検討している人も多いのではないでしょうか。
気になるのは、雪道も歩けるかどうかという点ですよね。
私は、薄っすら雪が積もる地域に住んでいますが、薄っすら程度ならヌプシチャッカで対応できます。
多少路面が凍っていても滑らず歩けたので、普通のスニーカーよりはヌプシチャッカのほうが安全です。
ただ、雪が5cm~10cm以上積もっている道を歩くなら、ちゃんとした雪靴を履くのがおすすめ。
なぜなら、ヌプシチャッカはくるぶしまでしか丈がなく、雪が靴の中に入る心配があるからです。

こちらは私の手持ちの冬靴ですが、画像の右がヌプシチャッカ、左はカナダ生まれのブランド「SOREL(ソレル)」のスノーブーツです。
ソレルのほうは、長靴型で足首がすっぽり覆われる丈なので、雪の中にズボッと足が入っても大丈夫。

靴底を見ても、凹凸の深さが違っていて、ソレルのほうがよりグリップ力がある構造になっています。
というわけで、ヌプシチャッカは本格的な雪靴としては向かないのですが、スノーブーツより軽い、長時間歩きやすい、ファッション性が高いというのは強みです。
あと、雪が積もっていても、車や人に踏み固められた地面なら、足が埋まらないのでヌプシチャッカでも歩けると思います。
コーディネート例
ここからは、実際にコーディネートに取り入れた時のイメージができるよう、いくつかコーデ例をご紹介します。
1つ目は、スカートと合わせたコーデです。

スエード生地でアウトドア感が控えめになっているおかげで、ショートブーツやハイカットスニーカーみたいな感覚で普段着に取り入れられます。
きっちりめのプリーツスカートとも相性◎。
品のよさはありつつ、足元はしっかり寒さから守ってくれます。
画像内で着用しているセーターはこちら↓
画像内で着用しているスカートはこちら↓

次は、アウトドアシーンを想定したコーデ。
おしゃれも機能性も両立したヌプシチャッカなら、寒い季節のキャンプなどにピッタリそうです。
画像内で着用しているチノパンはこちら↓

デニムとの相性ももちろん最高!
画像ではワイドデニムを履いていますが、細身のデニムでスッキリ合わせるのもよさそう。
また、大人っぽくシンプルなコーデでも、違和感なく馴染みます。
職場によっては、冬の通勤靴にもいいかもしれません。
画像内で着用しているデニムはこちら↓

最後は、ダッフルコートと合わせた、真冬の最強防寒コーデ。
ダッフルコート、カーゴパンツ、チャッカブーツと、あえて全てメンズライクなアイテムの組み合わせにしてみるのもいいですね。
画像内で着用しているダッフルコートはこちら↓
買ってよかった!魅力ポイント3つ
魅力①暖かい
まず何より、暖かさに感動しました。
ヌプシチャッカを履いていて、足が冷たいと感じたことがありません。
さすが、「ヌプシ」シリーズなだけあって、これなら寒さの厳しい冬山でも耐えられるだろうなと思える防寒性能です。
靴下を重ね履きしたり、足用カイロを貼ったりしなくても、十分暖かいです。
また、足首のところに中綿が入っていて、冷えやすい足首をしっかり守ってくれるのもうれしいポイント。
寒さが苦手な人や冷え性の人には、特におすすめです。
魅力②軽くて歩きやすい
ブーツというと重いイメージがありますが、ヌプシチャッカはとても軽いです。
私の持っている24.0cmで片足335gなので、ほぼスニーカー感覚で履ける軽さ。
そしてソールがゴム製なので、グリップ力とクッション性があり、長時間歩いていても疲れにくいです。
たくさん歩く冬の旅行にも、ピッタリだと思います。
魅力③コーデの幅が広い
先ほど「コーディネート例」でもご覧いただいたとおり、スカートとパンツのどちらともよく合います。
特にスエードのヌプシチャッカは、きれいめな服装とも相性がよく、幅広いコーデに使えるのが◎。
秋から春先まで、意外と長い期間履けるのもうれしいです。

スエードだと、モカシンブーツのような雰囲気もあります。
さらに、ブラックを選ぶと、どんな色の服とも組み合わせられるので、より活躍します。

ノースフェイスの技術が詰まった高性能シューズでありながら、ファッションアイテムとしても優秀なヌプシチャッカ。
アウトドアから日常使いまで、様々なシーンで愛用できます。
まとめ:一足持っていると便利!寒い季節に頼れるシューズ。
今回の星評価
デザイン性 | |
履き心地 | |
機能性 |
買う前は、2万円弱の値段を見て「ちょっと高いな~」と思っていたのですが、今思えば超コスパがいいです。
この機能性とデザイン性なのに1万円台で手に入ると考えると、むしろ安いくらい。
ワンシーズン過ごしましたが、結局ヌプシチャッカを履く頻度が一番高かったので、すぐに元が取れることでしょう。
近くに店舗がない人でも、ヌプシチャッカの値段なら送料無料になるし、最短翌日に手元に届きます。
2025年2月現在、かなり値下がりしてお得になっているので、欲しい色・サイズがあればラッキーですよ!
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