電動歯ブラシに興味があるけど、高いお金を出して買うだけの効果はあるの?
実際に使ってみると、メリットとデメリットの両方が見えてきました。
電動歯ブラシが気になりつつも、なかなか購入に踏み切れない人は多いのではないでしょうか。
結構値段も高いですし、投資するだけの意味が本当にあるの?と思ってしまいますよね。
私もそう思っていたのですが、今回思い切って購入し、実際に使ってみました。
結論から言うと、想像以上に時短で効率的に歯磨きができて、買ってよかったです。
ただ、使ううえで気を付けるべきポイントもあるなと感じました。
というわけで今回の記事では、電動歯ブラシを使ってみた感想を、メリットもデメリットも併せて詳しくご紹介していきます。
今回の星評価
性能 | |
使用感 | |
コスパ |
オムロンのHTB319について
今回、私が購入したのは、オムロンのHTB319というモデルの電動歯ブラシです。
オムロンの電動歯ブラシの中では、中間~少し高めくらいの価格帯のモデル。
オムロン 音波式電動歯ブラシHT-B319 | |
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サイズ | 全長:約23cm(ブラシ含む)×幅:約2.1cm |
重さ | 本体:約64g(ブラシ含む) 充電器:約160g |
電源 | 充電式 |
モード | ・クリーンモード ・歯ぐきケアモード |
対応ブラシ | ・歯垢除去ブラシ(SB-172) ・歯周ケアブラシ(SB-182) ・ステイン除去ブラシ(SB-132) ・幅広プレミアム(SB-122) ・歯垢除去コンパクト(SB-142) ・すき間みがきブラシ(SB-192) ※青線のブラシは本体に各1本ずつ付属 |
その他機能 | ・オートパワーオフ(自動的に電源オフ) ・歯みがき時間タイマー(30秒ごとに短く一時停止) |
価格 | 9,878円(税込) |
ディテール
画像で詳しく見ていきましょう。
本体のほかには、ブラシ3本、ブラシスタンド、充電器が付属しています。
ブラシを装着するとこんな感じ。
本体はプラスチックですが、すりガラスのような見た目で清潔感や高級感があります。
実際使ってみると、ブラシの柄が長いので、本体が汚れることはありませんでした。
ブラシだけ替えれば、本体は家族で共用することも可能です。
ワイヤレス充電なので、充電器に立てるだけでOK。
充電器の電源はUSBではなくコンセントです。
充電器がスタンドになるため、別途スタンドを用意する必要はありません。
フル充電の状態だと、約30分連続使用できるとのこと。一般的には電動歯ブラシの使用時間目安は1回あたり2分だそうなので、フル充電で15回歯磨きできる計算になりますね。
ブラシスタンドには3本まで立てられます。
付属ブラシは、歯垢除去ブラシ、歯周ケアブラシ、ステイン除去ブラシの3種類。
付属のブラシ以外にも、計6種類のブラシに対応。
好みのブラシを選んだり、数種類を使い分けたりすることができます。
替えブラシは薬局でも売っています。
使用感・収納例
では、実際に使ってみた感想と、我が家での使い方・収納方法をご紹介します。
まず、これまでは手磨きだったため、電動歯ブラシ自体が初めてでした。
最初に使った時は、音と振動が直接頭に響く感じがして違和感があったものの、2~3日ですっかり慣れました。
使う前は、水が飛び散るんじゃないかと心配していましたが、全然大丈夫です。
なんなら歯磨き粉を付けても、飛び散ったり泡だらけになったりすることはありません。(ただ、研磨剤入りの歯磨き粉は使用しないほうがいいみたいです。)
使用時間は、3分で自動的に電源が切れるので、2~3分くらいが目安なのだと思います。
30秒ごとに短く一時停止して経過時間を教えてくれるのですが、2分なんてあっという間!
こんなので本当に磨けているのかとも思いますが、ほぼ全体がツルツルになります。
ただ、ブラシの当てる角度が悪いと部分的にザラつきが残ることはあるので、そういう時はピンポイントでもう一度磨くようにしています。
また、手磨きと同じく、歯と歯の間は磨ききれないので、フロスや歯間ブラシの併用は必須。
とはいえ、電動歯ブラシのほうが、手磨きより圧倒的に楽に速く磨けると感じました。
モードは2つしかなくシンプルですが、結局クリーンモードばかり使っているので十分です。
本体が濡れたり汚れたりするんじゃないかとも不安でしたが、ブラシの柄が長く本体は汚れないし、洗う時もブラシを外してから洗うので全く問題ないです。
ちょっと気になる点ですが、サイズが普通の歯ブラシに比べてだいぶ長いです。
幅は結構スリムですが、長さはブラシを外してもそこまで短くならないので、持ち歩く時に一般的な歯ブラシケースには収まりません。
100円ショップで、ビニール製の大きめなポーチでも買おうかと考えているところです。
充電については、スタンドに立てるだけで充電されるのがちょっと不思議でおもしろいです。
コンセントに挿しっぱなしだと、過充電でバッテリーが消耗するかもと心配で、お風呂に入っている間だけ充電しておいて、お風呂から出たらプラグを抜くようにしています。
実際にコンセント挿しっぱなしがNGなのかは、説明書にも特に記載は見つからず、分かりません。
ただ、この商品に使われているのはニッケル水素電池で、一般的にニッケル水素電池はフル充電して0%まで使い切るよりも、0%になる前にこまめに充電するほうが長持ちするらしいです。
スイッチ付きの電源タップを使えば、挿しっぱなしのまま充電のオンオフを調節できるので便利かなと思います。
収納については、電動歯ブラシ本体は充電器に立てればいいし、ブラシは専用のスタンドが付属しているので、特に用意するべき物はありません。
私の場合は元々、濡れた歯ブラシを洗面棚に置くのが嫌で浮かせる収納をしていたので、電動歯ブラシのブラシも浮かせることにしました。
今は、キャンドゥで買ったシールで貼り付けるタイプの台に置いています。
買ってよかったメリットポイント
メリット①時短になる
電動歯ブラシを使ってみて感じた一番のメリットは、時短になること。
歯磨きにかかる時間が、普通の歯ブラシの場合と全然違います。
今までは、歯磨きしながらスマホを見るのが習慣になっていましたが、電動歯ブラシだとスマホを見る暇もないくらいあっという間に終わります。
短時間で済むと、時間がない時や間食の後などにもサッと歯磨きできるので便利です。
歯磨きは毎日するものだし、1日に2~3回はすると考えると、これを効率化するメリットは結構大きいなと感じました。
メリット②磨き残しが減る
電動歯ブラシと手磨きで、具体的にどれくらい洗浄力の差があるのかは分かりませんが、個人的には電動歯ブラシを使ったほうが磨き残しが少ないように思います。
私の場合、特に奥歯は電動歯ブラシのほうが磨きやすかったです。
奥の歯は、頬の肉が邪魔してブラシを動かしにくいですが、電動歯ブラシだとブラシを当てるだけで、勝手に磨いてきれいにしてくれます。
歯医者の定期検診にも行きましたが、きれいに磨けているとのことでした。
私が使っているものはシンプルな機能しかありませんが、他社モデルではスマホアプリと連携して磨き残しがないようにガイドしてくれる商品もあります。
メリット③意外とコスパもいい
電動歯ブラシというと、替えブラシが高くてランニングコストがかかるイメージもありますが、意外とコスパは悪くないです。
オムロンのスタンダードな歯垢除去ブラシの場合、公式オンラインストアで2本770円(税込)で販売されています。
ブラシ交換の目安は3ヵ月とのことなので、1ヵ月あたり128.333…円という計算になります。
普通の歯ブラシだと1ヵ月ごとに交換で、1本100円~200円くらいの商品が多いことを考えると、実はランニングコストはあまり変わりません。
特にオムロンは国内メーカーなので、薬局などでも取り扱いがあり、もう少し安く手に入ることもあります。
電動歯ブラシの本体を買うのに初期投資は必要ですが、その後の維持費は意外とかからないのです。
普通の歯ブラシより安いとまではいきませんが、同じ維持費で、より効率よく歯磨きができるとすれば、電動歯ブラシのコスパはいいと言えるのではないでしょうか。
ただし、替えブラシの値段はメーカーによって差があり、海外メーカーのブラシはやや高めな傾向も。
詳しくは、下の「電動歯ブラシを選ぶ時のポイント」をご覧ください。
電動歯ブラシのデメリット
ここまでは電動歯ブラシのメリットを見てきましたが、使ううえで注意すべきこともあるなと感じるので、ここで挙げておきます。
やはり電動歯ブラシは磨く力が強いので、強く押し当ててしまうと歯や歯ぐきにダメージを与えてしまうことがあるようです。
実際、私の場合、一度歯ぐきに傷ができてしまいました。
使い始めて1ヵ月ほど経った頃に歯医者へ定期検診に行ったのですが、歯ぐきの一か所だけ擦過傷のようになっていると言われました。
手磨きの時には指摘されたことがなかったので、おそらく電動歯ブラシで擦れてしまったのだと思います。
ちょうと歯ブラシを当てにくい場所で、歯ではなく歯ぐきのほうにブラシが強く当たってしまった模様…。
そのほかの部分は大丈夫で、歯もきれいに磨けているとのことだったので、正しく使えば電動歯ブラシでも問題ないのだと思います。
というわけで電動歯ブラシは、当てる角度に気を付けて軽い力で使用するように気を付けましょう。
押し当てず、添えるだけでOK。
電動歯ブラシを選ぶ時のポイント
電動歯ブラシはいろいろなメーカーから商品が出ているため、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
私も今回、購入前に数々の商品を比較検討しましたが、買う前にチェックしておくべきだと思うポイントがあったので挙げておきます。
電動歯ブラシを選ぶ際のチェックポイント
- 充電式か乾電池式か
- 替えブラシの値段
まず、電源が充電式のものと電池式のものがあります。
どちらがいいというわけではありませんが、使い続けていくうえで重要なポイントです。
乾電池式のほうは、本体は安いものの使い続けていくと乾電池代がかかってくるのに対し、充電式は本体が高いものの、それ以降は電気代以外かかりません。
充電式も数日の旅行くらいは十分バッテリーが持ちます。ただ、長期間の持ち歩きや職場に置いておく場合など、使い方によっては乾電池式が便利なケースもありますね。
そして最も重要だと思ったのが、替えブラシの値段。
電動歯ブラシ本体の値段に目が行きがちですが、ブラシは何度も買い替えることになるため、値段は必ずチェックしておきましょう。
傾向としては、海外メーカーのほうが国内メーカーより高め。
ただ、海外メーカーの場合はユーザー数が多いため、非正規品の安価なブラシも結構あります。
レビューを見ると、非正規品でも十分使えるという声と、やはり正規品には及ばないという声と、賛否が混在していました。
このあたりも考慮して、替えブラシがどれくらいの値段ならリピートして使い続けられるか、検討してみましょう。
日本メーカーのものは、ブラシが日本人の口に合ったサイズになっていたり、薬局などで簡単に手に入ったりするのが強みですね。
もちろん、電動歯ブラシ自体には各社のオリジナル機能があって、他にも検討ポイントが色々ありますが、充電方式や替えブラシの値段はかなり基本的な部分なので、まずチェックしておきたいところです。
あれこれ比較するのが面倒という人や、そもそも電動歯ブラシをちゃんと使い続けられるか不安という人には、サブスクという選択肢もあります。
例えば、電動歯ブラシのサブスク「Dentaly」というサービスでは、月々330円(税込)で電動歯ブラシを使用できます。なんと本体代は0円!しかも定期的に替えブラシを送ってくれるので、自分で交換時期を気にする必要がありません。
購入に迷っているなら、まずはサブスクで試してみるのもオススメです。
まとめ:時短&きれいに磨けて、歯磨きの効率UP!
今回の星評価
性能 | |
使用感 | |
コスパ |
電動歯ブラシを買う前は、手入れが面倒そうとかブラシが高そうなど、ネガティブなイメージも持っていましたが、実際に使ってみると心配していたことは特に問題ありませんでした。
また、電動歯ブラシにお金をかける意味があるんだろうかとも思っていましたが、手磨きに比べてかなり効率がいいことも分かりました。
歯磨きするタイミングは、朝の出かける前や就寝前など、何かとやることが多い時間帯なので、時短で済ませられるメリットはかなり大きいです。
私が買ったモデルは、公式サイトでは9,878円(2024年7月現在)となっていますが、他サイトだと7,000円程度での出品も多く見られます。
私は楽天で購入し、ポイントも使ったので、5,000円ほどで手に入りました。
セールなども活用すれば、定価よりかなりお得な値段で買える可能性が高いので、ぜひチェックしてみてください。
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