話題のシリコンバッグが気になっているけど、どれがいいんだろう?
シリコンバッグといえば「スタッシャー」が有名です。他社の商品と比べながら詳しく特徴を見ていきましょう。
使い捨てポリ袋の代わりに、繰り返し使えるシリコンバッグを使う人が徐々に増えています。
最近では、100円ショップなどでも販売されており、どんどん商品が増えてきていますよね。
そんななかで、どんなシリコンバッグを選べばいいのか迷っている人もいるかもしれません。
私は、調理や食品の保存などにシリコンバッグを活用していますが、先日初めてスタッシャー社のシリコンバッグを購入。
実際に使ってみると、他社の商品との違いを感じる点がいくつかありました。
というわけで、今回はスタッシャーの特徴についてレビューしていきたいと思います。
今回の星評価
品質 | |
使いやすさ | |
コスパ |
スタッシャーとは?
stasher(スタッシャー)は、アメリカ・カリフォルニア州で生まれたシリコンバッグのブランド。
使い捨てのプラスチック袋を減らして、海などの環境を守りたいという思いから誕生しました。
スタッシャーのシリコンバッグはプラチナシリコン100%で作られており、繰り返し使っても劣化しないため、何度でも洗って使い続けることが可能。
また、開け口がチャック式になっているのも特徴で、開閉が簡単なのにしっかり密封できるという点が人気になっています。
品質や安全性にこだわった製品を作っているメーカーだから、安心感があります。
スペックとディテール
今回は、「ポケット」という小型サイズの商品で、具体的なスペックやディテールを見ていきます。
stasher ポケット | |
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サイズ(cm) | タテ11.5×ヨコ9×マチ2.6 (容量118ml) |
素材 | プラチナシリコン |
耐熱温度 | 250℃ |
耐冷温度 | -18℃ |
備考 | ・電子レンジ、オーブン、湯煎での調理OK ・冷蔵、冷凍OK ・食洗機OK |
価格 | 1,100円 |
プラチナシリコンという、医療用器具や乳幼児用の製品に使用されるシリコンでできているため、シリコンゴム独特の臭いがありません。
また、耐熱性に優れているので、オーブンや湯煎での調理もできますし、冷凍庫での保存にも使用できます。
入れ口の部分には凹凸がいくつも付いていて、それぞれが噛み合うことでしっかりと密封できるようになっています。
これがスタッシャー独自の「ピンチロックシステム」です。
袋部分に圧がかかっても簡単には口が開かないので、食品を持ち歩いても漏れない頼もしさがあります。
スタッシャーの魅力ポイント
魅力①しっかり密封できる
スタッシャーは、スライダーバーのないチャック式シリコンバッグにもかかわらず、工夫された構造によって口をしっかり閉じられるようになっています。
下の「他社のシリコンバッグとの違い」の項目を読めばお分かりいただけますが、安い商品だとチャック部分が弱く、簡単に中身が漏れてしまいます。
100均などに比べるとスタッシャーは少しお高めですが、その分、作りがしっかりしているのが魅力。
密封できるから、液体を入れても漏れないし、湯煎した時なども外から水が入らず安心です。
また、スライダーバーがないので、冷蔵庫やカバンの中にスッキリしまえるし、開け閉めが簡単なのもうれしいポイントですね。
魅力②サイズ・カラーが豊富
スタッシャーは、サイズやカラーが本当に豊富!
公式サイトを見ているだけでワクワクしてしまいます。
私が購入したポケットサイズも、シリコンバッグにしては珍しいほどの超小型。
用途によって、どのサイズや色にしようか選ぶのも楽しみのひとつです。
また、スタッシャーには底にマチのあるタイプとないタイプがあります。
画像はマチのないタイプ(全体に少し厚みがあるだけ)で、自立はしませんが、冷蔵庫の狭いスペースにもスッキリ収まります。
マチのあるタイプは、逆にしっかり自立して大容量ですし、調理時にボウルのようにも使えます。
底にマチのないスリムなシリコンバッグは結構珍しいです。種類豊富なスタッシャーなら理想の形・サイズのシリコンバッグが見つかるはず!
注意ポイント
魅力いっぱいのスタッシャーですが、ここで一つ気になった点も挙げておきます。
それは、チャック部分に凹凸がたくさんあるゆえに、ちょっと洗いにくい&乾きにくいこと。
私は料理には使っておらず、簡単にしか洗うことがないので詳しくは分かりませんが、見た目的には凹凸の隙間に油汚れが入り込んだら洗いにくそうだなという印象です。
裏返すと裂ける可能性がありNGとのことなので、洗い方には少し工夫が要るかもしれません。
あと、洗った後も、隙間に入った水分はふきんで拭ききれないので、逆さまにしてしばらく自然乾燥させる必要がありました。
ポケットサイズが小さすぎて洗いにくく乾きにくかった可能性もありますが、一応買う前に頭に入れておくといいかもしれません。
他社のシリコンバッグとの違い
食品の保存や調理に使えるシリコンバッグは、他社からもたくさん販売されています。
スタッシャーはお値段が比較的高めですが、他社製品とどんな違いがあるのか、IKEAとダイソーのシリコンバッグと比較して見ていきましょう。
IKEA
まずは、イケアの「FILFISK」というシリコンバッグです。
こちらはスライダーバー付きで、外側からガッチリと口を閉じるタイプ。
完全に密封されるので、湯煎調理をしたり液体を入れたりしても、絶対に漏れません。
値段は、3点セットで2,000円弱と、スタッシャーよりお得です。
スタッシャーより劣る点としては、オーブン使用不可なことと、スタッシャーがプラチナシリコン製なのに対して普通のシリコンゴム製であること。
ただ、食品の保存に使うだけとか、ゴムのにおいが気にならない場合などは、イケアでも十分使えます。
私も、イケアのシリコンバッグを食品の冷蔵・冷凍保存に使用中。湯煎でサラダチキンを作るのにも使えました。
ダイソー
ダイソーのシリコンバッグは、スライダーバーがあるタイプとないタイプ、両方あります。
バーがないタイプのほうは、かなりスタッシャーを意識したような形だったので、購入してみました。
特に容量93mlのものは、スタッシャーのポケットとサイズ感がそっくり。
価格差10倍のこの2つ。一体何が違うのかというと、密封力です。
スタッシャーは、凹凸がいくつも噛み合って、そう簡単には口が開かない構造になっています。
一方ダイソーは、凹凸が1対しかありません。
そのため、密封する力がなく、袋に少し圧がかかるとすぐに口が開いてしまいます。
例えば、食品を入れて持ち歩く場合、かばんの中で他の荷物に押しつぶされれば、簡単に口が開いて中身が漏れるはず。
冷蔵庫の中でもこの密封力だと心許ないので、ダイソーのチャック式シリコンバッグは、食品の保存に使うのは難しいかなと感じました。
しかし、小物入れとして使うならアリだと思うので、ポーチとして使ったり収納に活用したりすることはできそうです。
お値段なりの違いがありますね。
シリコンバッグ選びのポイントまとめ
スタッシャー、イケア、ダイソーの商品を比べてみて分かった、シリコンバッグを選ぶときのポイントです。
とりあえず安さ重視なら、スライダーバー付きのものがおすすめ。
外側からバーで強制的に押さえられるので、漏れの心配がありません。
シンプルな構造だから、洗ったり乾かしたりしやすいというメリットもあります。
一方で、バーのないチャック式の場合、安い商品だと密封力に不安が…。
その点、スタッシャーの密封力は優秀です。
スタッシャーは材質もいいので、シリコンバッグを調理にもフル活用したい方や、長く使える物を探している方にはおすすめ。
逆に、小物を入れるだけなど、スタッシャーほどの品質は求めないなら、安価な商品でも十分かもしれません。
用途と予算を考えると、どの商品がいいか見えてきそうですね。
ポケットの活用アイディア
では、実際にどんな場面で使えるのか、ポケットサイズのスタッシャーの活用方法を考えてみました。
まずは食品系です。
ポケットサイズはかなりコンパクトなので、少量の食品を持ち歩くのにぴったり。
実際に私は普段、ナッツ入れとして使用中です。
出先で小腹が空いた時、お菓子を買わなくて済むので、健康的かつ経済的!
うちの夫は、タンパク質摂取のためによくサラダチキンやゆで卵を持ち歩いているので、そういう用途にも使えそうです。(ポケットサイズだと卵1個分くらいなので、ちょっと小さいかもしれませんが…。)
続いて、小物系です。
ポケットサイズは、錠剤1シートがちょうど入るくらいの大きさなので、薬や絆創膏などを入れるのはおすすめ。
また、防災グッズやアウトドアグッズとしても使えそう。
チャックでしっかり密封して中身を守ってくれるので、この中に貴重品を入れておけば、雨などで荷物が濡れても安心です。
あとは、小銭入れにしたり、充電器などのコード類を小分けにしてまとめるのにも。
また、上の画像では口紅を入れていますが、化粧品ポーチは案外汚れやすいので、まるごと洗えるスタッシャーを使うのはかなりおすすめ!
一般的にこのような小物系には、チャック付きポリ袋を使っている人が多いと思います。
使い捨てポリ袋は使っているうちにボロボロになってくるのに対し、スタッシャーは丈夫で繰り返し使えるので、いつでも清潔感のある状態をキープできるのがいいところです。
スタッシャーは食品から小物までいろいろな用途に使えますね。
まとめ:品質に間違いなし!長く使うならスタッシャー
今回の星評価
品質 | |
使いやすさ | |
コスパ |
とりあえずシリコンバッグを試しに使ってみたいという場合なら、まずは安いものを買ってみるのもアリです。
しかし、素材や作りの丈夫さなど、品質という点においてはやはりスタッシャーに軍配が上がります。
長く使いたいなら、少し高くてもスタッシャーを選ぶ価値はあります。
料理をする人にはもちろん、今回ご紹介したポケットサイズなどはどんな人でも使いやすいので、ちょっとしたプレゼントにもおすすめ。
スタッシャー公式のオンラインショップもありますが、見たところAmazonや楽天などでもほぼ同じ価格で商品があったので、セール状況やポイント還元率などを考慮して、お得なショップを選びましょう。
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