iwakiのパック&レンジとは?
iwakiのパック&レンジは、耐熱ガラス容器とプラスチック製フタの食品保存容器です。
透明なため中身が一目で分かりやすく、冷蔵庫の中をスッキリと整理することができます。
また、フタをしたまま電子レンジOK、フタを外せばオーブンOK・食洗機OK。
さらには、食卓にそのまま出すこともでき、とにかく使える保存容器なんです。
発売から数十年経った今でもずっと人気を得ているロングセラー商品ですが、特にここ数年は、作り置きおかずのブームに伴ってますます注目度が高まっています。
パック&レンジの特徴
耐熱ガラスと他素材の違い
パック&レンジは耐熱ガラス製ですが、そもそも他の素材とどのような違いがあるのでしょうか。
まずは、保存容器の素材として代表的なガラス、ホーロー、プラスチックの3種類の特徴を見てみましょう。
耐熱ガラス | ホーロー | 耐熱プラスチック | |
---|---|---|---|
電子レンジ | ○ | × | ○ |
オーブン | ○ | ○ | × |
直火 | × | ○ | × |
冷凍 | ○ | ○ | ○ |
酸・塩への耐性 | ○ | ○ | × |
汚れ・においへの耐性 | ○ | ○ | × |
中身の見えやすさ | ○ | × | △ |
値段(1個あたり) | 約500円~2000円 | 約1000円~2500円 | ~約1000円 |
簡単にまとめると、以下のとおりです。
耐熱ガラス・・・直火NG以外は全体的に汎用性が高く、値段も比較的お手頃。
ホーロー・・・電子レンジNGなのがネックだが、汎用性は高い。値段はやや高め。
耐熱プラスチック・・・使用できる範囲は狭いが、とにかく安く、軽いので扱いやすい。
私は耐熱ガラスとホーローで迷いましたが、電子レンジで使いたいので耐熱ガラスに。
比較的お値段が安く、複数買いそろえやすいのも決め手でした。
パック&レンジと他の耐熱ガラス容器の違い
では、今回紹介するパック&レンジは、他の耐熱ガラス容器と何が違うのでしょうか。
例として、IKEAのガラス保存容器と比較してみたいと思います。
基本的な違いを表にまとめてみました。
iwaki パック&レンジ | IKEA 365+ 保存容器 | |
ゴムパッキン | なし | あり |
密閉 | × (ただし密閉タイプもあり) | ○ |
電子レンジ | フタを付けたままOK | フタを半開きにすればOK |
食洗機 | 本体OK・フタNG (ただしフタOKのタイプもあり) | OK |
フタの別売り | ○ | ○ |
重さ | 比較的軽い | 重め |
値段 | 約800円~1600円 | 500円以下 |
パッキンの有無
まず2種類の保存容器の大きな違いは、パッキンの有無と、それに伴い密閉が可能かどうかという点。
パック&レンジはわざわざパッキンを外して洗う手間がなく、乾きもよいです。
においが特にきつい物や、長期間保存する場合は密閉できる容器が適していますが、普段作り置きや残り物のおかずを数日入れておくならパッキンなしでも十分です。
パッキンの有無は、使用目的によって使い分けるのがいいでしょう。
我が家では基本的にイワキのパック&レンジを使用しますが、味噌などはイケアの保存容器に入れています。
重さの違い
2つの容器の重さを測ってみたところ、イケア(1L)が806g、イワキ(1.2L)が695gとなりました。
約100gの違いですが、持ってみるとかなりイワキのほうが軽く感じます。
比較した2つは、IKEAが容量1リットルのもの、イワキが1.2リットルのもの。
一見するとIKEAのほうが大きくも見えますが、実はイワキのほうが容量が大きいです。
同じ容量で比較したら、もっとイワキは軽いということになりますね。
したがって、軽さを求めるならイワキがおすすめです。
普段、よく手が伸びるのはやはり軽いイワキのほうです。
洗い物をする時も軽いほうが楽ちん!
値段の違い
値段で比べると、圧倒的にIKEAが安いです。どれも500円以下で買えてしまいます。
機能面がしっかりしており、見た目も安っぽい感じがないので、コスパで言えば最強でしょう。
対するイワキは、上の写真のもので1個約1600円ですので、IKEAの3倍以上の値段です。
これを高いと感じるか安いと感じるかは個人によると思いますが、私は安いと思っています。
この先ガラスが割れない限り、一生使っていくつもりだからです。
やはり私としてはイワキのほうが使いやすいですし、何十年も使うと考えたら1000円ちょっとの値段は安いと思います。
また、イワキは単品で買うよりもセットで買うと断然安いです。
ネットでは7個セットで3,000~4,000円で売られていました。(こちらをクリックすると商品ページに移動します。)
1個の値段を見てちょっと高いと感じた方も、一度セット売り価格をチェックしてみる価値はありますよ。
両者に共通するメリット
ここまではIKEAとイワキの違いを紹介してきましたが、両者には共通する点もあります。
どちらも大人気商品
IKEAもイワキもガラス保存容器はベストセラー商品なので、廃番の可能性が少ないと考えられます。
保存容器を同じシリーズでそろえる場合、後になっても同じ物を買い足せるというのは大事ですよね。
フタの別売りがある
両者とも容器はガラス、フタはプラスチックです。ガラスは割れない限りずっと使えますが、プラスチックはどうしても経年劣化するものです。
そんな時も、フタの別売りがあれば安心です。
また、IKEAはガラス容器だけの販売もしています。フタはまだ新しいけど容器を割ってしまった!という場合でも大丈夫です。
パック&レンジ の種類について
パック&レンジが気になっているけど、どの種類を選べばいいんだろう…?
ではここから、種類・色・サイズの違いについて解説していきますね!
以下のとおり、種類は大きく分けると3つあります。
パック&レンジ
これがスタンダードなタイプで、私が愛用しているものです。フタは硬いプラスチックなので、カチッと押して閉めます。
色や柄が一番多く、選択肢も多いです。
この記事を書いた2021年11月現在、以下のカラー・柄が出ています。
(色名をクリックすると、公式サイトで写真を見られます。)
パック&レンジというとこの色を思い浮かべる人も多いかもしれません。
グリーンのフタはどんな料理とも相性がよく、人気もある定番カラーです。
フタの色が違うだけで印象がガラッと変わります。
使うたびに気持ちも明るくなりそうなかわいらしいカラーです。
2022.10.14追記
新色が出ていました!
・オリーブグリーン(セットのみ)
・クールグレー(セットのみ)
・クリア(単品のみ)
オリーブグリーンとクールグレーは、ニュアンスカラーでとてもおしゃれ! ついつい新しく買い足したくなってしまいました(笑)
クリアは、より中身が見やすく、シンプルを極めた見た目になっています。
ネット限定カラー(セット売りのみ)
ネット限定、しかもセット販売のみというレアなカラーもあります。
私は今回調べてみるまでネット限定カラーがあるとは知りませんでした…! 他の人とは一味違うカラーがいい方は要チェックですよ。
柄入りタイプ
ついついたくさん集めたくなるような、かわいい柄入りのものもあります。
柄が入っていると冷蔵庫を開けるたびにちょっと気分が上がりますし、食卓に出しても雰囲気が華やかになりますね。
2021年11月現在販売しているのは以下の5種類です。
・フラワー
2022.10.14追記
新しい柄が増えていました!
NEWパック&レンジ
NEWパック&レンジは、プラスチックのフタがやや柔らかいタイプ。
スタンダードなタイプと比べ、柔らかさがある分開閉がしやすいのだそう。また、こちらはフタも食洗機OKなのも魅力のひとつです。
容器のサイズ展開はスタンダードなパック&レンジと基本的に同じです。
カラーは青のみ。
密閉パック&レンジ
最後は、密閉できるタイプです。
「やっぱり保存容器は密閉できるほうがいいな~」という方にはこちらがおすすめ。
密閉なのでにおいや汁が漏れにくく、フタの中央にバルブが付いていて簡単に開閉できます。
また、パッキンはフタと一体になっているので洗う時にいちいち外す手間がありません。
容器本体も上記の2タイプに比べて深さがあり、サイズ展開がやや異なるため、他のタイプと重ねて収納したい人は少し注意です。
カラーは白のみ。
具体的にどれくらい入る?
大きさも色々あるみたいだけど、どの容量にすればいいのかな…?
私が実際に持っているサイズで、どれくらい入るのか試してみました。
パック&レンジ200ml
我が家にあるうち、一番小さいものです。
ほんの少しおかずが余った時や、お弁当用に少し取っておく時にちょうどいいです。
フタを取れば、小鉢としてそのまま食卓に出しても全く違和感がないですよ。
パック&レンジ500ml
特にお気に入りなのが、この細長い形が特徴の500mlサイズ。
公式サイトでもこう書かれています。
万能な保存容器。この形が一番使いやすいとの声も多いです。
https://igc.co.jp/shop/g/gKC3246N-G/
何かと使いやすい大きさだし、冷蔵庫の場所を取らないスリムな形がとても便利です。
まず1個買ってみるなら、この500mlはおすすめです!
パック&レンジ1.2l
パック&レンジの最大サイズです。
最大サイズとは言っても思ったほど大きくなく、2人暮らしでも頻繁に使っています。
高さは他のサイズと変わらないので冷蔵庫内でも邪魔になりません。
特に、お肉系の主菜をたくさん作った時に使うことが多いです。
その他サイズについて
上述した200ml、500ml、1.2lはぴったり重ねられます。
1.2lは500mlが2個分、500mlは200mlが2個分というようになっているので、重ねて収納したい方は参考にしてみてください。
これら以外のサイズだと、800mlのも使ったことがあります。地震の時に割れてしまって今は手元にないのですが…(泣)
800mlは1.2lと同じく正方形で同じ高さですが、一回り小さい正方形。こちらも便利な大きさで、一人暮らしの時に主菜の保存によく使っていました。
実際に使ってみた感想
最後に、私が実際に使っていて感じるパック&レンジのいいところについて。
気に入っている点は以下の4つです。
ゴムパッキンがなくお手入れがしやすい
パッキンの有無に関しては、中に入れる食べ物の種類や個人の好みで意見が分かれるところだと思います。
しかしパッキンのないパック&レンジを一度使ってみたら、お手入れのしやすさに感動しました。
パッキンの溝もないので、洗いやすいし自然乾燥でも乾きやすいです。
洗い物は毎日の作業なので、この先何年も繰り返してくことを考えれば、少しでもお手入れのしやすいものがいいですよね。
私は、作り置きおかずでも最長1週間しか保存しないので、パッキンがなくても特に困ったことはありません。
密閉タイプも持っておいて使い分けるのがベストですが、基本的に普段のおかずはパッキンなしでも十分だと思っています。
シンプルな見た目がおしゃれ
いろいろ機能面について語ってきましたが、結局は見た目も大事。
海外ブランドのような洗練された見た目が何より気に入っています。
個人的には、特にグリーンのフタが好きです。
イワキのガラスは光が反射すると緑っぽく見えるので、グリーンのフタだと一体感があるんです。
グリーンはどんな食べ物を入れても映えますしね。
そして、冷蔵庫の中がパック&レンジのシリーズでそろっていると、それだけできれいに整頓されている感じが出ます。
奥のほうにあっても透明で中身が見やすいので、食べ忘れを防げるという実用的なメリットもあります。
種類が豊富で、自分に合った容器を選べる
今回主に紹介したもの以外にも、丸型のものや深さのあるものなど、いろいろなサイズがあります。
保存するおかずの種類や家族の人数に合わせて、自分にぴったりのサイズを選べるのは大きな魅力です。
容器の種類、色や柄、サイズと、かなり選択肢が広いので、自分好みの容器を探すのも楽しいですね。
私はスタンダードなパック&レンジしか持っていませんが、もし買い足すなら密閉タイプも使ってみたいです。
長く使える
ガラスなので、割れない限りずっと使い続けられます。
ホーローの保存容器だと表面が剥がれたり傷ついたりしますが、その点ガラスは心配ありません。
耐熱ガラスは急激な温度変化に弱いそうなので、冷凍庫から出して急に電子レンジにかける、というような使い方はしないようにする必要はありますけどね。
プラスチックのフタはガラスに比べると劣化しやすいですが、5年ほど使っているものでも、「よく見れば傷が少しついているかな」という程度です。まだまだ何年も使えそうです。
私がおばあちゃんになるまで、パック&レンジにはお世話になっていくつもりでいます(笑)
最後に
今回は、イワキのパック&レンジについてレビューしました。
保存容器はシリーズでそろえると収納もしやすいし見栄えもいいですが、どのシリーズでそろえるかが悩みどころですよね。
保存容器選びに迷っている方は、ぜひパック&レンジもチェックしてみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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