空気清浄機って、実際意味あるの?
花粉症の私は効果を実感できました。
お部屋の、こもったようなニオイも改善!
病院やホテルの部屋などに空気清浄機がよく置かれていますが、実際どれくらい効果があるのか、気になったことはありませんか?
私も効果に関しては半信半疑でしたが、今年は花粉症があまりにひどく、すがるような思いで我が家に導入しました。
結論から言うと、花粉症がかなり楽になったし、お部屋の消臭にも効果を発揮しているようです。
今回は、初めて空気清浄機を購入して感じたメリットや、使用上で気になった点まで、詳しくまとめました。
性能・効果 | |
使いやすさ | |
コスパ |
KI-RX70の基本情報
今回レビューするモデルは、シャープのKI-RX70。
プラズマクラスターNEXTを搭載した、ハイグレードモデルの加湿空気清浄機です。
プラズマクラスターのグレードが上にいくほど、対処できる物質の幅が広いうえに、消臭やウイルス抑制などのスピードも速くなります。
スペック
SHARP KI-RX70 | |
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浄化方式 | 「プラズマクラスターNEXT」空中浄化・フィルター浄化 |
プラズマクラスター適用床面積(目安) | 約16畳 |
空気清浄適用床面積(目安) | 空気清浄時:~31畳 加湿空気清浄時:~29畳 |
加湿方式 | 気化方式 |
水タンク容量 | 約3.2L |
サイズ | 幅395×奥行265×高さ650 |
重さ | 約12kg |
カラー展開 | ホワイト、ブラウン |
フィルター浄化もするので、空中浄化するプラズマクラスターの適用面積と空気清浄適用面積は一致しません。我が家では2LDKの空間で使用しています。
特徴とサイズ感
画像で、ディテールやサイズ感を見ていきましょう。
ディテール
シャープKI-RX70のホワイトです。
直方体の形で、上部からきれいな空気が出てきます。
正面上の黒い部分がモニターになっています。
空気の汚れ具合や温度・湿度など、お部屋の状態を一目で確認できます。
おやすみモードの時はモニターが暗くなるので、光が気になることはありません。
操作ボタンは、洗練されたシンプルなデザイン。
チャイルドロックもできるので、お子さんのいる家庭でも安心です。
加湿のための給水タンクは、向かって右側に内蔵されています。
本体の下にはキャスターが付いており、左右に動かすことができます。
キャスターのストッパーもあるので、子供やペットなどが勝手に動かさないよう固定もできます。
キャスターについては下の「注意点②キャスターが左右にしか動かない」もご覧ください。
背面はフィルターのみ。
ここから空気を取り込み、フィルターを通して清浄します。
サイズ感
身長156cmの私が並んで立つと、太もも上部くらいまで高さがあります。
ちょうど、2段のカラーボックスと同じくらいの大きさです。
家に届いて初めて見た時は、思ったより大きいというのが正直な印象でした。
よくホテルの部屋などに置かれているシャープの基本的な空気清浄機に比べて、高さも奥行きもあります。
KI-RXシリーズはそもそも対応面積が広いので、ある程度広さのある部屋を想定したサイズ感になっているのではないかと思います。
消耗品について
加湿空気清浄機は、やはり清潔さが命。
どうしても、定期的に交換しなければならない部品があります。
このように消耗品を挙げてみると、かなり交換しなければいけないような気がしてしまいますね。
特に、菌が繁殖しやすい加湿関連の消耗品の交換頻度が高くなっています。
しかし、この交換目安は、加湿や空気清浄などの機能をフルで毎日稼働させた場合の目安のはず。
空気清浄はともかく、加湿機能は1年中は使わないですよね。
そう考えると、上記の頻度でずっと交換し続けなければならないというわけではないと思います。
AG+イオンカートリッジ。
給水タンクのフタの内側に取り付けます。
使い捨て加湿フィルターは、2回分付属していました。
約1ヵ月で交換とのことですが、加湿機能を使う時期のみ交換すればいいと思うので、実際は年に数回だけで済むのではないでしょうか。
本体の背面に取り付ける、使い捨てプレフィルター。3回分付属しています。
これ自体は空気清浄には関係なく、空気を取り込む背面部分にホコリが付くのを防止する物です。
これを付けておけば、掃除機でお手入れする必要がないのですが、必須ではないように思います。
我が家では、付属のフィルターを使い切ったら、換気扇用のフィルターで代用しようかと考えています。
「加湿空気清浄機といえばシャープ」というイメージすらある超大手メーカーなので、別売の消耗品も手に入りやすいです。
各種ネットショッピングサイトでも、簡単に購入できます。
買ってよかったポイント3つ
実際に使ってみて感じた魅力をご紹介します。
よかったポイント①空気清浄の効果を実感できた
私がこの空気清浄機を買った2023年は、花粉飛散量が関東~関西などで例年の2倍とも予想されたほど、花粉大量飛散の年でした。
花粉症持ちの私も案の定、2月頃からくしゃみや目のかゆみが…。
しかし、3月に空気清浄機を購入してからは、症状が少し軽くなりました。
特に目のかゆみには、かなり改善を実感!
もちろん外出もするので症状がゼロになるわけではありませんが、例年より花粉の多い年だったわりに、かなり楽に過ごせました。
また、夜は8畳ほどの私の寝室でつけっぱなしにしていますが、朝に私の部屋に入ってきた夫が「この部屋、空気が澄んでる」と言っていました。
ずっと部屋にいると特に何も感じませんが、外から入ってきた時に空気清浄の効果を実感しやすいようです。
確かに、外から帰宅した時も、家のこもったようなにおいを感じなくなりました。
よかったポイント②空気清浄も加湿もできる
これ1台で、加湿も空気清浄もできる点が気に入っています。
加湿器も空気清浄機も欲しかったのですが、家電が増えると置き場所に困るので、1台で済むのは助かります。
サイズは小型の家具くらいあるので大きめではありますが、加湿器も兼ねていると考えれば、納得できる大きさです。
まだ本格的に乾燥する季節を過ごしていないので、加湿の実力は分かりませんが、気化式なので水蒸気が出ないのも魅力に感じています。
よかったポイント③寝ている間も使える
おやすみモードにすると、音がかなり静かになります。就寝時でも、音は全く気になりません。
また、おやすみモードに切り替えると、モニターも自動的に暗くなるので、光が気になることもないです。
私は鼻が弱いので、花粉などのアレルギー物質や乾燥から一晩中守ってくれるのはとても助かります。
それから、スマホ連携できる機能も、夜に活用しています。
おやすみモードに切り替えるのを忘れて布団に入ってしまった時は、スマホから遠隔操作できるので、わざわざ起き上がらなくていいのが便利です。
買う前に知っておくべき注意点3つ
魅力ポイントがある一方で、気になるポイントも…。
買ってから後悔しないよう、あらかじめ知っておきましょう。
注意点①給水タンク
加湿機能の給水方式は、本体からタンクを取り外し、タンクに水を入れてから再びセットするタイプです。
その給水タンクなのですが、下側にフタがあるので、タンクを逆さまにして水を入れなければなりません。
ただし下の画像のように、逆さまにしても自立するので、流し台に置いた状態で水を入れられます。
ここまでは全然いいのですが、やや難点なのが水を入れた状態だと取っ手を持てないこと…。
なぜかというと、タンクのフタの穴から水が出て空気清浄機本体に給水されていく仕組みなので、取っ手を持つとフタが下向きになり、水漏れの恐れがあるのです。
せっかく取っ手がついているのに、水が入って重い時に取っ手を使えないのは少々残念です。
給水タンク自体は、約3.2リットル入ります。
加湿モードにしていなくても、ある程度自動的に加湿しているのか3日ほどでタンクが空になっています。
本格的に加湿が必要なシーズンには、1日1回は給水が必要になるかもしれません。
ただ、タンクは大きすぎても重くなるだけなので、大きさはこれくらいでちょうどいいのかなと感じます。
しかし、じょうろなどで本体に直接給水できる様式のほうが楽だし、タンク式だとしても、もう少し楽にできるのではないかというのが正直な感想です。
私は空気清浄メインの目的で購入したのでそこまで気になりませんが、主に加湿機能を使いたい方は、給水方式もしっかり確認しておくのがおすすめです。
注意点②キャスターが左右にしか動かない
本体下に付いているキャスターですが、左右方向にしか動かないので、前後には動かせません。
キャスターがあるだけで十分ありがたいですが、掃除機をかける時には、「手前に動かせるともっと楽なんだけどな」と思うことも。
しかしこれは、そもそもの設置条件として、左右にある程度スペースを確保しなければいけないことが関係しているかもしれません。
設置する際は、後方3cm以上、上方60cm以上、左右は吸込口や吹出口を家具・カーテンなどでふさがない程度にスペースを空ける必要があります。
つまり、左右には物を置いていない前提なので、一時的に移動させたい時は左右に動かせばいいということなのでしょう。
ちなみに、給水する時も、向かって右側に十分にスペースがないと給水しにくいです。
買ったら部屋のどこに設置するか、そして設置スペースをしっかり確保できるかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。
注意点③アプリの使い心地
KI-RXシリーズは、シャープ製品をスマホで管理・操作できるIoTサービス「COCORO HOME」に対応しています。
COCORO HOMEのアプリから、機器の状態を確認したり、遠隔操作したりすることができるのです。
↓アプリを開くとこんな感じ。
アプリで管理できるのは便利な機能なのですが、ここで1つだけ難点が…。
運転開始・停止はこの画面で操作できますが、運転モードの変更などその他の操作は、自動的に規定のブラウザに移動し、そこで操作することになります。
例えば私の場合は、safariを規定のブラウザにしているので、アプリの「詳しい操作」ボタンを押すと、自動的にsafariが起動して、操作用のウェブページが表示されます。
これだと、毎回アプリを経由してウェブページを開いているだけなので、アプリの意味があまりない気がしてしまいます。
実際私も、もはやアプリを開かず、safariでページを開きっぱなしにして使うことがしばしば…。
ただ、アプリはこれからどんどんアップデートされて機能も改善されていくと思うので、この点は今後に期待といった感じでしょうか。
まとめ:さすがは大手メーカー。確かな実力で効果を実感
性能・効果 | |
使いやすさ | |
コスパ |
いくつか気になる点はあったものの、いずれも使用上の細かな部分で、空気清浄の実力は間違いないと感じています。
特に、花粉・ハウスダストにアレルギーのある方や、たばこ・ペットなどのニオイが気になる方は、メリットを実感できるはず。
いつも過ごす空間の空気がきれいになると、快適度もグッと変わります。
ハイグレードモデルなので値は張りますが、広いお部屋の加湿も空気清浄もこれ1台でできるので、リビングダイニングやオフィスなどにおすすめ。
また、消耗品代や電気代はそこまでかからないので、本体さえ買ってしまえば維持費はあまり心配ないかと思います。
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決して安くはない買い物だからこそ、お得なタイミングや還元されるポイントなどもチェックして、賢くお買い物しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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