食器洗い用の手袋って、すぐに硬くなっちゃう。
何度も買い替えるの面倒だなぁ…。
長持ちするゴム手袋、あります!!
今回は、マリーゴールドのキッチン用ゴム手袋のレビューです。
主婦の私が、数々の炊事用手袋を試してきた中で「これがベストアンサーだ!」と思ったのが、マリーゴールドでした。
炊事用手袋がすぐに硬くなったり、穴が開いたりするのにお悩みの方に、ぜひ一度使ってみてほしいアイテムです。
使いやすさ | |
耐久性 | |
コスパ |
MARIGOLD(マリーゴールド)とは?
1947年に、世界で初めてゴム手袋を製造したのがマリーゴールド。イギリスの老舗メーカーです。
元々はプロ用の手袋を製造していたので、品質や耐久性に優れています。
イギリスでは、家庭用ゴム手袋の売り上げNo.1(2021年)を誇る定番メーカーです。
マリーゴールドのゴム手袋は、品質の良さから世界中で愛用されています。
マリーゴールドのゴム手袋とは?
マリーゴールドのゴム手袋は、キッチン用、掃除用など、用途別に数種類販売されています。
それぞれの用途に適した素材・厚さ・形・エンボス加工が採用されているので、使いたいシーンに応じて選びましょう。
そして、マリーゴールドのゴム手袋は画像のような印字があります。
これは、EU域内統一の「EN規格」に適合していることを示すマーク。摩擦や薬品等への耐性テストをクリアしているので、品質・安全性はお墨付きなのです。
ゴム手袋の種類
色 | 用途 | 特徴 |
---|---|---|
黄 | キッチン(食器洗い、キッチンの掃除) | 3層構造。手首から先はニトリルでコーティングしてあり、油に強い。 |
緑 | 水回りの掃除(お風呂、トイレ) | 袖が長く、水が入るのを防ぐ。カビ取り剤など強力な洗剤に強い。 |
黒 | アウトドア(ガーデニング、DIYなど) | 2層構造で一番厚い。摩擦に強い。 |
青 | 敏感肌用 | ラテックスアレルギーに対応。 |
※オカモト社の赤色の手袋については、下のオカモトが販売している赤色のゴム手袋についてをご覧ください。
どのゴム手袋も内側にはコットンが吹きつけられているので、サラッとしていて着脱も簡単!
オカモトが販売している赤色のゴム手袋について
マリーゴールドのゴム手袋を検索すると、日本語パッケージの赤色のゴム手袋がたくさん出てきます。
赤色のマリーゴールドは別物なの?
どちらもブランドは同じマリーゴールド。
赤色のは、オカモト社が日本向けに代理販売している商品です。
上の表にまとめた黄色や青色など4種類のゴム手袋は、海外で販売されているものをそのまま輸入した商品。
対して、赤色のマリーゴールドは、マリーゴールド社のゴム手袋を日本のオカモト社が代理販売しているものです。
パッケージも日本語なので、世界中で販売されているものとは異なり、日本向けに製造・販売しているようですね。
海外の商品と比べると、色が違うだけでなく、仕様や価格も異なります。
海外仕様のゴム手袋(キッチン用)と比較してみました!
Marigold | オカモト | |
---|---|---|
商品名 | Marigold Extra-Life Kitchen Gloves | ・マリーゴールドフィットネス ・マリーゴールドライトウェイト (※商品名が2つありますが、中身は同じみたいです。) |
色 | 黄 | 赤 |
生産国 | マレーシア | マレーシア |
素材 | 天然ゴム+ニトリルコーティング | 天然ゴム |
サイズ展開 | S・M・L | S・M・L |
価格 | 約700円~ | 約200~400円 |
販売場所 | ・インターネット ・輸入雑貨店などで売っているかも… | ・インターネット ・ドラッグストアなど |
こうして比べてみると結構違いがあります。
赤色のほうは使ったことがないですが、ネット上の口コミを見た限りだと、厚さ的には赤色のほうが薄そうな印象です。
キッチン用の特徴
ここからは、マリーゴールドのキッチン用ゴム手袋について詳しくレビューしていきます。
基本情報
商品名 | Marigold Extra-Life Kitchen Gloves |
色 | 黄 |
生産国 | マレーシア |
素材 | 天然ゴム+ニトリルコーティング |
サイズ展開 | S・M・L |
価格 | 約700円~ |
販売場所 | ・インターネット ・輸入雑貨店などで売っているかも |
手のひらや指先は、滑りにくいエンボス加工になっています。
濡れた食器もしっかり掴みやすい!
サイズ感
今回は、キッチン用のMサイズを着用した時のサイズ感をレビューしていきます。
下の図は、私の手の大きさです。女性の平均~少し大きいくらいだと思います。
画像のような、日本で売られている一般的な炊事用手袋のMサイズに比べると、マリーゴールドのMサイズのほうが全体的にゆとりがあります。
私の手だと、おそらくマリーゴールドはSサイズでも使えると思いますが、結構ぴったりした感じになるのではないかと思います。
私は、あまりキツいのは苦手だし、着脱も楽なほうがいいので、次買う時もMサイズにするつもりです。
ざっくりとした目安ですが、「S:女性向け、M:男女兼用、L:男性向け」というイメージかなと思っています。
伸縮性があるので、少々サイズが違っても使えますよ!
一般的な炊事手袋と比較
上の画像では、どちらもMサイズを着用しています。
マリーゴールドのほうが全体的に大きく、袖も長めです。
また、厚さもマリーゴールドのほうが厚く、全く透け感はありません。
なぜ炊事用手袋は硬くなってしまうのか?
手袋が硬くなる理由
そもそも、どうして炊事用手袋は硬くなっちゃうの?
手袋が硬くなる原因は油汚れ!
素材によって耐油性が異なります。
炊事用手袋に使われる素材は、大きく分けてビニールとゴムの2種類があります。
素材名 | 長所 | 短所 | |
ビニール | 塩化ビニル樹脂 | 耐油性○・耐薬品性○・耐摩耗性◎・価格が安い | 熱に弱い |
ゴム | 天然ゴム | 柔らかく傷に強い | 耐油性△・耐薬品性△ |
ゴム | ニトリル(合成ゴム) | 耐油性◎・耐薬品性◎・突き刺しに強い | やや柔軟性に欠ける |
私が今まで使用していて、硬くなってしまうと感じていたのは、ビニール製の手袋でした。
素材の特性的にビニールは耐油性○なのですが、食器洗いではかなり油汚れに触れるためか、1ヵ月ほどで硬くなってしまいます。
また、天然ゴム製も試しましたが、実際に使ってみると上の表の特性とは少し異なるように感じました。
硬くなりはしないのですが、穴が開きやすいく、物によっては開封したときから穴が開いているものもありました。特性的には、傷に強いはずなんですけどね…。
特性と実際の使用感が若干違うのはなぜなのか…。
手袋を長く使うためのポイント
素材にはそれぞれの長所と短所があるので、用途に合った素材を選ぶことが大事です。
塩化ビニル樹脂・天然ゴム・ニトリルの3つだと、油に最も強いのはニトリル。
マリーゴールドのキッチン用手袋が長持ちするのは、このニトリルが表面にコーティングされているからだったんですね。
そして本体は天然ゴムで、柔らかく指が動かしやすいため、天然ゴムとニトリルをいいとこ取りしたゴム手袋といえます。
それから、これはどの素材にも共通することですが、使用後はしっかり洗って油分を落とすことが重要だそう。油に強い素材でも、油が付きっぱなしだと劣化が進んでしまうようです。
買ってよかったと思うポイント
丈夫で長く使える
油に強いニトリル素材が使われているので、硬くなりにくく、長く使えるのが一番の魅力です。
厚みもしっかりしていて、少々のことでは破れなさそうな頼もしさを感じます。
今までドラッグストアの炊事用手袋や、無印の天然ゴム手袋など、いろいろと試してみましたが、耐久性はマリーゴールドのキッチン用が一番だと感じました。
炊事用手袋がすぐに硬くなっては捨てるのを繰り返すのはエコじゃないし、頻繁に買い替えるのも面倒です。
指先が硬く動かしにくくなると、「またか…。」と思ってしまいます。
小さいことだけど、意外とストレスになっていたかもしれません。
マリーゴールドのゴム手袋は少し値段が高いですが、その分長く使えて快適です。
見た目が◎
ポップな色の見た目も気に入っています。
海外ブランドなだけあって、日本のドラッグストアなどにはないような、パッと目を引くイエロー。
「いかにも家事用!」という感じではないので、生活感も出にくいし、女性が使っても男性が使っても違和感がありません。
面倒な食器洗いも、お気に入りのアイテムを使えば気分が上がりそう!
追記:使い始めて2か月経過
(2022.12.10 追記)
耐久性について
現在、マリーゴールドのキッチン用手袋を使い始めて2か月経ちました。
指先が硬くなったり変色したりせず、2か月間使えました。
しかもまだまだ使えそうなので、今まで1ヵ月で捨てていたことを考えると、これは感動的な耐久性です。
しかし先日、片方だけ穴が開いてしまいました…!
右手の親指と人差し指の間のところ。
場所的に、何かが引っ掛かって穴が開いたというより、頻繁に伸ばされて負担がかかって穴が開いたのだと思います。
他の部分はまだまだ使える状態だっただけに、残念です…。
左手はまだ使えるので、とりあえず穴の開いた右手だけ新品に替えました。
この1枚だけたまたま穴が開いたのかもしれませんが、耐久性に優れたマリーゴールドでも「穴開き」の可能性があることが分かりました。
次の1枚は、あまり指を広げすぎないように、気を付けて使ってみようと思います。
においについて
1ヵ月を過ぎたあたりから内側のにおいが気になってきました。
ゴム手袋を外した後、指からほのかに雑巾のようなにおいが…。
試しに、裏返して台所洗剤で洗い、干してみました。
すると、雑巾のような雑菌臭は消えました!
もしにおいが気になった時は、一度裏返して洗ってみる価値ありです。
ただ、新品に比べるとゴムの独特なにおいは少し強い気がします。
せっかく長持ちする手袋なので、なんとか最後まで清潔に使いたい…!
お手入れ方法についてはまだ模索中なので、また他にいいやり方を見つけたら追記しますね。
(追記終わり)
コスパはいい?悪い?
一般的なゴム手袋だと1双100円~300円くらいで買えますが、マリーゴールドは1双700円~1,000円くらい。
何倍も値段が違うので、少し躊躇してしまうかもしれません。
果たして、コスパはいいのでしょうか…?
私の結論は、「コスパ◎」です!
理由は以下の3つ。
- 値段は高いけど、その分長持ちする。
- 他の商品より使い勝手がよい。
- 家事は毎日のことなので、投資する価値がある。
今までは、約200円のゴム手袋を1ヵ月にごとに買い替えていました。4か月(約800円)で、大体マリーゴールドの1双分です。
つまり、マリーゴールド1双を4か月使えば、金額的には今までとトントンになります。
さらに、マリーゴールドは、指先の動かしやすさや、袖の長さ、滑りにくい加工などの工夫がされていて、使い勝手が優れているというプラスアルファの価値もあります。
となると、もし金額的に同じなら、マリーゴールドのほうがお得ではないでしょうか。
あと、家事は毎日繰り返し行うことなので、万が一マリーゴールドが割高だったとしても、それで効率やモチベーションが上がるなら、十分に投資に値すると個人的には思っています。
まとめ:今まで試した炊事用手袋の中でベスト
今まで、ドラッグストアや無印などの炊事用手袋をいろいろ試してきましたが、今回のマリーゴールドが、私の理想に一番近いものでした。
今使っている手袋の耐久性・使用感に満足していない方には、ぜひオススメしたいです。
近所で気軽には買えませんが、ネットで買っても数日で届きますし、送料が無料の場合も多いです。
また、まとめ買いしておけるので、アマゾンや楽天などのセール時を利用すれば、お得に買うこともできます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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