Nothing Ear(a)は見た目だけじゃない!ガジェット素人が使ってみた正直な感想。

雑貨・インテリア
本サイトはアフィリエイトリンクを利用しています。

音質や機能性がある程度よくて、手が届く値段のワイヤレスイヤホンって意外と見つからない…。

ミサト
ミサト

「Nothing」なら、機能性もありつつ手頃なお値段で買えます!

ワイヤレスイヤホンのスペックを比較すると、ついノイズキャンセリングやらマルチポイント接続やら、いろんな機能が欲しくなってきますよね。

でも当たり前ですが、機能が充実すればするほど、値段は高くなっていく…。

欲しい機能を備えつつ、手が届く値段のイヤホンはないのかと探し回った結果、私は「Nothing Ear(a)」にたどり着きました。

ただの主婦でガジェット系には詳しくない私なので、用語や数値なんかを用いた専門的なレビューはできませんが、今回は1人のユーザーとしての使用感をできるだけ具体的にお伝えしようと思います

高いイヤホンは要らないけど、かえって安すぎるのも性能が不安という人に、ぜひオススメです。

今回の星評価

機能性4.5
着け心地3.0
コスパ5.0
  • こんな人におすすめ・・・費用は抑えたいけど機能も妥協したくない人
  • 予算・・・ ~15,000円

Nothingとは?

「Nothing」は、イギリスを拠点とするテクノロジーメーカー。

設立は2020年と、まだ若いベンチャー企業ながら、スケルトンなデザインが特徴的なワイヤレスイヤホンやスマートフォンが人気を集めています。

見るだけでも楽しく、使うのも楽しい。触れるだけでワクワクする。そんなほかとは違うテクノロジーを創造することで、現状を打破していきます。

Nothing公式サイト「NOTHINGについて」より

今やテクノロジー製品は当たり前の存在になって、新製品が出ても昔ほどワクワクしないかもしれません。

そんな中でNothingは、画期的なデザインやアイディアで使う人をワクワクさせる製品づくりを目標にしているブランドというわけですね。

Ear(a)の基本情報

スペック

Nothingは、2024年4月に2つのワイヤレスイヤホンを発売しました。

22,800円(税込)の「Ear」と、14,800円(税込)の「Ear(a)」です。

デザインと名前が似ているのでややこしいですが、Ear(a)のほうがリーズナブルなモデルですね。

今回は、このEar(a)についてのレビューをしていきます。

Nothing Ear(a)
定価14,800円(税込)
寸法47.6 mm x 63.3 mm x 22.7 mm
重量39.6g
充電方式USB Type-C(※ワイヤレス充電は非対応)
バッテリー持ちノイキャンoff:ケース込み最大42.5h、イヤホン単体最大9.5h
ノイキャンon:ケース込み最大24.5h、イヤホン単体最大5.5h
主な機能・ノイズキャンセリング
・デュアル接続
・インイヤー検出
・ピンチによる操作
・イヤホンを探す
・防水防塵仕様
・ChatGPT搭載
参考:Nothing公式サイト(2025年6月)

15,000円以下という手頃な価格でありながら、ノイズキャンセリングはもちろん、デュアル接続やインイヤー検出など欲しい機能が一通りそろっています。

ハイグレードモデル「Ear」との違いは、ざっくりいえば音質とワイヤレス充電できるかどうかという点。

ミサト
ミサト

Ear(a)も基本的な機能は備わっているので、大半の人はEar(a)で十分満足できるのではないかと思います。

より音質にこだわりたい人はこちら↓

ハイグレードといっても、Earも22,800円なので、他社製品に比べれば安いほうではあります。

画像で見るディテール

では、画像で詳しくEar(a)のデザインを見ていきましょう。

Nothing Ear(a)の外箱。

まず箱からおしゃれ。

上の画像はすでに開封してある状態ですが、一度開封すると閉じられません。

Nothing Ear(a)の同梱物。USBタイプCのケーブルと、イヤーピースがS、M、Lの3サイズ入っている。

同梱物は、Type-Cのケーブルと、S・M・Lの3サイズのイヤーピースです。

Nothing Ear(a)のケースを開けて手に持っている。

スケルトンなデザインが本当にかわいくて、見ているだけでワクワクします。

カラーは、ブラック・イエロー・ホワイトの3色展開。

ミサト
ミサト

どれもいい色で最後まで迷いましたが、自分の普段のファッションに一番似合いそうかなと、ホワイトを選択しました。

Nothing Ear(a)のケースからイヤホンを出してある。右イヤホンに赤丸、左イヤホンに黒丸が付いており、ケースのしまう場所にも対応した赤丸と黒丸のマークが付いている。ケースの右下にペアリングボタンがあり、左下に充電状況を示すランプがある。

イヤホンは、L・Rではなく、赤丸と黒丸のマークで左右を判別できるようになっています。

子供でも正しくケースにしまえるくらい、一目瞭然で直感的なデザインがいいですね。

Nothing Ear(a)のイヤホン。内側はスケルトンで内部構造が見えるようになっている。

イヤホン本体もスケルトン。

細長いところをつまむと、再生や曲送りなどの操作ができます。

耳に当たる部分はサラサラとした素材で、汚れが付きにくいのがうれしいです。

使用感レビュー

ここからは、実際に使ってみた感想です。

使用感は、私の個人的な感覚でかなり左右されるので、まず前提となる情報をお伝えしておきます。

レビューする私のイヤホン事情
  • 音質に深いこだわりのないガジェット素人。
  • これまではAirPods第2世代(ノイズキャンセリングなし&インイヤー型)を使用。
  • 女性。イヤーピースは付属の一番小さいものを使うことが多い。

では早速、レビューを見ていきましょう。

音質

まずは、イヤホンとしては肝心な音質です。

廉価版モデルということで音質については特に期待していなかったのですが、初めて使った時に音が良くて驚きました。

これまで使っていたAirPods第2世代と比べると、AirPodsは音が尖った感じがするのに対し、Ear(a)は全ての音がバランスよく響くような感じで、心地よい聴き味です。

アプリで、低音を強調するように設定してみたところ、普段見ているYouTube動画のちょっとした音楽なども立体的に聞こえて、臨場感が出ました。

Nothing Ear(a)を、プリのイコライザーで音質調整している画面。

購入時の値段はAirPodsのほうが高かったけど、やはり新しい商品はどんどん音質や機能がアップデートされているんだなと実感。

また、EarとEar(a)というように2モデル用意されていると、高いほうを買いたくなる気持ちもありますが、正直私はEar(a)の音質で何の不満もありません。

よほど音にこだわりがある人でなければ、Ear(a)で満足できる可能性は高いと思います。

ノイズキャンセリング

新幹線の中で、ノイズキャンセリング機能を使ってみました。

ノイズキャンセリングのイヤホン自体が初めてだったので、外音が全く聞こえかったらちょっと怖いなと思っていたのですが、外音も適度に聞こえます。

耳栓を軽く入れた時くらいの感じで、新幹線が走る「ゴー」という音は少し抑えられるものの、車内アナウンスは何を言っているか分かる程度に聞こえました。

音楽を再生すると、外音が抑えられる分、音楽がクッキリとして聴きやすくなります。

ミサト
ミサト

特にラジオなど人が話しているコンテンツは、ノイキャンを使うと圧倒的に聴きやすいです。

自動装着検出の感度

Ear(a)は、自動装着検出機能付き。

スマホなどで音を流している時にEar(a)を耳に着けると、自動でイヤホンから音が聞こえるように切り替わり、逆に耳から外すと自動的に再生が止まります。

ただ、私としては、この機能に関してはAirPodsのほうが使いやすかったです…。

Eear(a)は、装着の判定が厳しめで、少し角度がずれると装着していないと判断されて再生が止まることがたまにあります。

(※イヤーピースを自分に合ったサイズに変えたことで、この現象はだいぶ改善しました。詳しくは下の「イヤーピースを交換してみた」の項目をご覧ください。)

ミサト
ミサト

装着検出機能はアプリでオンオフを設定できるので、どうしても調子が悪ければオフにして使うことはできます。

あと、もう一つAirPodsとの違いとしては、耳から外した後、ケースにしまわないとペアリングが切れません

イヤホンを耳から外した時点でiPhoneと接続が切れるかどうか、AirpodsとNothing Ear(a)で比較している。Airpodsは耳から外した時点で接続が切れているのの対し、Nothing Ear(a)はまだ接続されている。

まぁ、これはこれは好みの問題というか、使っているうちに慣れるかなという気がしています。

マイク

夫にEar(a)を着けてもらい、LINE通話してみました。

結果、雑音もなく、声がはっきり聴こえました。

ミサト
ミサト

スマホで直接話している時と音質の差がほぼなく、イヤホンで話しているかどうか分からないくらいです。

今までは、イヤホンを使うと音質が悪くなるイメージがあり、大事な電話ではイヤホンを使わないようにしていましたが、このマイク性能なら問題なさそう。

また、Ear(a)は、声と周りの雑音とを分離して声のみをクッキリ聞こえるようにする「クリアボイステクノロジー」を搭載しているとのこと。

外出時も、風などの雑音に邪魔されることなく通話できそうです。

アプリ

Nothingのアプリでデバイスの管理や設定ができるのですが、アプリはシンプルで分かりやすくて使いやすいです。

Nothing Ear(a)のアプリのトップ画面。バッテリー残量の確認や、ノイズキャンセリングのオンオフなどができる。

トップ画面ではバッテリー残量の確認や、ノイズキャンセリングの設定ができます。

Nothing Ear(a)のアプリのイコライザー画面。
Nothing Ear(a)のアプリで、ピンチ操作をカスタムできる画面。

ピンチ操作の指示内容を、左右それぞれで設定できます。

自分が頻繁に使う操作を割り当てておけば、より使いやすくなりますね。

Nothing Ear(a)のアプリで、インイヤー検出やデュアル接続などデバイスの細かい設定ができる画面。

他にも色々と自分で設定できたり、イヤホンを探す機能があったりと便利。

iPhoneユーザーなので、他社製イヤホンは相性的にどうなんだろうと思っていましたが、アプリが使いやすいおかげで全く問題ありませんでした。

むしろカスタム性が高くて、あれこれ調節できるのがおもしろいです。

バッテリーの持ち

他社のワイヤレスイヤホンとスペックを比べると、Nothingはバッテリー持ちがイマイチそうだったので、これが買う前に最も心配していた点でした。

Nothing ear(a)のバッテリー持ち

ノイズキャンセリングOFF時:ケース込み最大42.5時間、イヤホン単体最大9.5時間

ノイズキャンセリングON時:ケース込み最大24.5時間、イヤホン単体最大5.5時間

(参考:Nothing公式サイト

しかし、実際に使ってみるとバッテリーの持ちは特に気にならなかったです

というのも、日常生活ではノイキャン機能をあまり使わないうえに、片耳だけ着けることのほうが多いから。

また、充電スピードも速いので、電車の乗り換え時などにちょっとケースにしまっておくだけで、かなり復活します。

東北ー関西間を新幹線移動した際も、両耳ノイキャンONで問題なく使い続けられました。(計4~5時間、乗り換え時にケース使用。)

ミサト
ミサト

スペックの数字上ではイマイチに見えるかもしれませんが、日常生活程度なら余裕のバッテリー持ちです。

着け心地

続いて、着け心地。

角度が少しずれたまま着けていると耳が痛くなる時がありますが、基本的には悪くないです。

軽いジョギングをしても大丈夫でした。

女性がAirpodsとNothing Ear(a)をそれぞれ装着している姿を比較している。Airpodsのほうがイヤーヘッドが小さい。

ただ、個人的には若干耳を押し広げられる感じがあり、イヤホンヘッドが小さいAirPodsのほうがフィット感がよかったという印象。

この辺りは、男女でも感想が違うかもしれませんね。

ミサト
ミサト

「着け心地最高!」という感じではないものの、別に悪くはないです。

また、付属のイヤーピースも私には大きかったので、ダイソーのものに替えました。

これについては、下の「イヤーピースを交換してみた」の項目で詳しく書いています。

ケース・デザイン

ケースも、イヤホン自体も、スケルトンで本当にかわいいです。

Nothing Ear(a)のケースのフタを開けて置いてある。

メカニカルで武骨な感じもありながら、洗練された雰囲気があります。

正直、この見た目だけでも買った甲斐があったと思えるくらい。(笑)

ミサト
ミサト

平成育ちとしては、スケルトンデザインがたまりません…!

Nothing Ear(a)のケースを閉じたところ。両手で開ける形式になっている。

ひとつ注意点を挙げると、ケースは片手では開けにくいです。

貝殻みたいに両手でパカッと開けます。

ミサト
ミサト

まぁこのくらいは見た目のかわいさで許せちゃいます(笑)

イヤーピースを交換してみた

Ear(a)には、イヤーピースがS・M・Lの3サイズ付属していますが、私はSサイズでも大きかったです。

しばらく着けていると耳の中からイヤホンが押し戻されて出てくるようで、「イヤホンを装着していない」という判定になり、自動的に再生が止まってしまうことがしばしば。

そこで、ダイソーでイヤーピースを買ってきて、交換してみることに。

ダイソーのイヤーピース2種類。どちらもS、M、Lの3サイズが入ったセット。

結局、一番小さい9mmのイヤーピースに落ち着きました。

これで、勝手に再生が止まる現象もだいぶ改善しました。

今でも、笑ったり食べ物を咀嚼したりした時に、耳から若干ずれるみたいでたまに止まってしまうことはありますが、日常的に使うのに問題ない程度です。

そして一つ、交換してみて思ったのは、「たまたま本体カラーがホワイトだったから替えのイヤーピースが手に入りやすかった」ということ。

イエローもめちゃくちゃかわいいけど、黄色のイヤーピースはなかなか売っていないと思うので…。

そういう観点から本体のカラーを選ぶのも賢いかもしれません。

まとめ:見た目だけじゃない!全部入りのコスパ最強イヤホン。

私が実際に使ってみてよかった点と、注意したほうがいいと思った点をまとめます。

よかった点

  • デザイン最高!
  • 15,000円以下で音質〇
  • 欲しい機能がそろっている
  • 意外とバッテリー持ち〇

注意点

  • 人によってはイヤーヘッドやイヤーピースが大きい可能性あり
  • 耳にフィットしない場合、装着検出機能がうまく作動しない可能性あり
  • ワイヤレス充電非対応

注意点はあるものの、全体としては価格に対する機能の充実度が素晴らしく、コスパの優れたイヤホンだと思います。

ワイヤレスイヤホンは充電を繰り返せばどうしても劣化するため、「一度買えば一生もの」というわけではありません。

数年単位で買い替えると考えれば、コスパというのはとても大事なポイント。

例えばAppleのAirPodsの場合だと、ノイズキャンセリングが付いたモデルは3~4万円ほどなので、Ear(a)は半額以下ということになります。

もちろん細かく見れば性能の差はあるのでしょうが、私のように深いこだわりのない人にとっては、Ear(a)はかなりよい選択肢になるはずです。

この記事を書いた人
ミサト

アラサー主婦。
買い物をする時は時間をかけてじっくりと検討したいタイプ。
生活がワンランクアップするような「ちょっといいもの」を、徹底的にレビューしています。

ミサトをフォローする
雑貨・インテリア
シェアする
いいものログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました