スタッシャーと他社製シリコンバッグの違いは?魅力&注意点と活用アイディアまとめ。

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話題のシリコンバッグが気になっているけど、どれがいいんだろう?

ミサト
ミサト

シリコンバッグといえば「スタッシャー」が有名です。他社の商品と比べながら詳しく特徴を見ていきましょう。

使い捨てポリ袋の代わりに、繰り返し使えるシリコンバッグを使う人が徐々に増えています。

最近では、100円ショップなどでも販売されており、どんどん商品が増えてきていますよね。

そんななかで、どんなシリコンバッグを選べばいいのか迷っている人もいるかもしれません。

私は、調理や食品の保存などにシリコンバッグを活用していますが、先日初めてスタッシャー社のシリコンバッグを購入。

実際に使ってみると、他社の商品との違いを感じる点がいくつかありました。

というわけで、今回はスタッシャーの特徴についてレビューしていきたいと思います。

今回の星評価

品質5.0
使いやすさ4.0
コスパ4.0

スタッシャーとは?

stasher(スタッシャー)は、アメリカ・カリフォルニア州で生まれたシリコンバッグのブランド。

使い捨てのプラスチック袋を減らして、海などの環境を守りたいという思いから誕生しました。

スタッシャーのシリコンバッグはプラチナシリコン100%で作られており、繰り返し使っても劣化しないため、何度でも洗って使い続けることが可能。

また、開け口がチャック式になっているのも特徴で、開閉が簡単なのにしっかり密封できるという点が人気になっています。

ミサト
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品質や安全性にこだわった製品を作っているメーカーだから、安心感があります。

スペックとディテール

今回は、「ポケット」という小型サイズの商品で、具体的なスペックやディテールを見ていきます。

スタッシャーポケットと定規が並べて置いてある。
stasher ポケット
サイズ(cm)タテ11.5×ヨコ9×マチ2.6
(容量118ml)
素材プラチナシリコン
耐熱温度250℃
耐冷温度-18℃
備考・電子レンジ、オーブン、湯煎での調理OK
・冷蔵、冷凍OK
・食洗機OK
価格1,100円
スタッシャー公式サイトを参考に作成(2024年1月現在)

プラチナシリコンという、医療用器具や乳幼児用の製品に使用されるシリコンでできているため、シリコンゴム独特の臭いがありません。

また、耐熱性に優れているので、オーブンや湯煎での調理もできますし、冷凍庫での保存にも使用できます。

スタッシャーポケットのチャック部分。いくつもの凹凸が噛み合うようになっている。

入れ口の部分には凹凸がいくつも付いていて、それぞれが噛み合うことでしっかりと密封できるようになっています。

これがスタッシャー独自の「ピンチロックシステム」です。

袋部分に圧がかかっても簡単には口が開かないので、食品を持ち歩いても漏れない頼もしさがあります。

スタッシャーの魅力ポイント

魅力①しっかり密封できる

スタッシャーは、スライダーバーのないチャック式シリコンバッグにもかかわらず、工夫された構造によって口をしっかり閉じられるようになっています。

下の「他社のシリコンバッグとの違い」の項目を読めばお分かりいただけますが、安い商品だとチャック部分が弱く、簡単に中身が漏れてしまいます。

100均などに比べるとスタッシャーは少しお高めですが、その分、作りがしっかりしているのが魅力。

密封できるから、液体を入れても漏れないし、湯煎した時なども外から水が入らず安心です。

また、スライダーバーがないので、冷蔵庫やカバンの中にスッキリしまえるし、開け閉めが簡単なのもうれしいポイントですね。

魅力②サイズ・カラーが豊富

スタッシャーは、サイズやカラーが本当に豊富!

公式サイトを見ているだけでワクワクしてしまいます。

私が購入したポケットサイズも、シリコンバッグにしては珍しいほどの超小型。

スタッシャーポケットにスマホの充電ケーブルを入れている。

用途によって、どのサイズや色にしようか選ぶのも楽しみのひとつです。

また、スタッシャーには底にマチのあるタイプとないタイプがあります。

画像はマチのないタイプ(全体に少し厚みがあるだけ)で、自立はしませんが、冷蔵庫の狭いスペースにもスッキリ収まります。

スタッシャーポケットの裏面。

マチのあるタイプは、逆にしっかり自立して大容量ですし、調理時にボウルのようにも使えます。

ミサト
ミサト

底にマチのないスリムなシリコンバッグは結構珍しいです。種類豊富なスタッシャーなら理想の形・サイズのシリコンバッグが見つかるはず!

注意ポイント

魅力いっぱいのスタッシャーですが、ここで一つ気になった点も挙げておきます。

それは、チャック部分に凹凸がたくさんあるゆえに、ちょっと洗いにくい&乾きにくいこと。

私は料理には使っておらず、簡単にしか洗うことがないので詳しくは分かりませんが、見た目的には凹凸の隙間に油汚れが入り込んだら洗いにくそうだなという印象です。

裏返すと裂ける可能性がありNGとのことなので、洗い方には少し工夫が要るかもしれません。

スタッシャーポケットのチャックを開けたところ。

あと、洗った後も、隙間に入った水分はふきんで拭ききれないので、逆さまにしてしばらく自然乾燥させる必要がありました。

ポケットサイズが小さすぎて洗いにくく乾きにくかった可能性もありますが、一応買う前に頭に入れておくといいかもしれません。

他社のシリコンバッグとの違い

食品の保存や調理に使えるシリコンバッグは、他社からもたくさん販売されています。

スタッシャーはお値段が比較的高めですが、他社製品とどんな違いがあるのか、IKEAとダイソーのシリコンバッグと比較して見ていきましょう。

IKEA

イケアのシリコンバッグの画像。スライダーバーで口を閉じるようになっている。

まずは、イケアの「FILFISK」というシリコンバッグです。

こちらはスライダーバー付きで、外側からガッチリと口を閉じるタイプ。

完全に密封されるので、湯煎調理をしたり液体を入れたりしても、絶対に漏れません。

値段は、3点セットで2,000円弱と、スタッシャーよりお得です。

スタッシャーより劣る点としては、オーブン使用不可なことと、スタッシャーがプラチナシリコン製なのに対して普通のシリコンゴム製であること。

ただ、食品の保存に使うだけとか、ゴムのにおいが気にならない場合などは、イケアでも十分使えます。

ミサト
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私も、イケアのシリコンバッグを食品の冷蔵・冷凍保存に使用中。湯煎でサラダチキンを作るのにも使えました。

ダイソー

ダイソーのシリコンバッグは、スライダーバーがあるタイプとないタイプ、両方あります。

バーがないタイプのほうは、かなりスタッシャーを意識したような形だったので、購入してみました。

ダイソーのチャック式シリコンバッグがふたつ並べてある。小さいほうは93ミリリットル、横長のほうは240ミリリットル。

特に容量93mlのものは、スタッシャーのポケットとサイズ感がそっくり。

スタッシャーポケットと、ダイソーのチャック式シリコンバッグ93ミリリットルサイズが並べて置いてある。サイズはどちらもおなじくらい。

価格差10倍のこの2つ。一体何が違うのかというと、密封力です。

スタッシャーは、凹凸がいくつも噛み合って、そう簡単には口が開かない構造になっています。

一方ダイソーは、凹凸が1対しかありません。

ダイソーのチャック式シリコンバッグのチャック部分。凹凸が1対しかない。

そのため、密封する力がなく、袋に少し圧がかかるとすぐに口が開いてしまいます。

例えば、食品を入れて持ち歩く場合、かばんの中で他の荷物に押しつぶされれば、簡単に口が開いて中身が漏れるはず。

冷蔵庫の中でもこの密封力だと心許ないので、ダイソーのチャック式シリコンバッグは、食品の保存に使うのは難しいかなと感じました。

しかし、小物入れとして使うならアリだと思うので、ポーチとして使ったり収納に活用したりすることはできそうです。

ミサト
ミサト

お値段なりの違いがありますね。

シリコンバッグ選びのポイントまとめ

スタッシャー、イケア、ダイソーの商品を比べてみて分かった、シリコンバッグを選ぶときのポイントです。

  • 安さ重視ならスライダーバー付きのシリコンバッグ
  • チャック式ならスタッシャー
  • 小物入れに使うだけなら安い商品もアリ

とりあえず安さ重視なら、スライダーバー付きのものがおすすめ。

外側からバーで強制的に押さえられるので、漏れの心配がありません。

シンプルな構造だから、洗ったり乾かしたりしやすいというメリットもあります。

一方で、バーのないチャック式の場合、安い商品だと密封力に不安が…。

その点、スタッシャーの密封力は優秀です。

スタッシャーは材質もいいので、シリコンバッグを調理にもフル活用したい方や、長く使える物を探している方にはおすすめ。

逆に、小物を入れるだけなど、スタッシャーほどの品質は求めないなら、安価な商品でも十分かもしれません。

ミサト
ミサト

用途と予算を考えると、どの商品がいいか見えてきそうですね。

ポケットの活用アイディア

では、実際にどんな場面で使えるのか、ポケットサイズのスタッシャーの活用方法を考えてみました。

まずは食品系です。

  • お菓子やナッツを入れる
  • お出かけ時に赤ちゃんの離乳食を入れる
  • サラダチキン、ゆで卵の持ち歩きに
スタッシャーポケットにナッツを入れている。

ポケットサイズはかなりコンパクトなので、少量の食品を持ち歩くのにぴったり。

実際に私は普段、ナッツ入れとして使用中です。

出先で小腹が空いた時、お菓子を買わなくて済むので、健康的かつ経済的!

うちの夫は、タンパク質摂取のためによくサラダチキンやゆで卵を持ち歩いているので、そういう用途にも使えそうです。(ポケットサイズだと卵1個分くらいなので、ちょっと小さいかもしれませんが…。)

続いて、小物系です。

  • 薬や絆創膏入れに
  • 防災グッズ、アウトドアグッズとして
  • 小銭入れとして
  • 充電器やコード類をまとめる
  • 口紅などを入れる化粧品ポーチに
スタッシャーポケットに薬を入れている。

ポケットサイズは、錠剤1シートがちょうど入るくらいの大きさなので、薬や絆創膏などを入れるのはおすすめ。

また、防災グッズやアウトドアグッズとしても使えそう。

チャックでしっかり密封して中身を守ってくれるので、この中に貴重品を入れておけば、雨などで荷物が濡れても安心です。

スタッシャーポケットに口紅を2本入れている。

あとは、小銭入れにしたり、充電器などのコード類を小分けにしてまとめるのにも。

また、上の画像では口紅を入れていますが、化粧品ポーチは案外汚れやすいので、まるごと洗えるスタッシャーを使うのはかなりおすすめ!

一般的にこのような小物系には、チャック付きポリ袋を使っている人が多いと思います。

使い捨てポリ袋は使っているうちにボロボロになってくるのに対し、スタッシャーは丈夫で繰り返し使えるので、いつでも清潔感のある状態をキープできるのがいいところです。

ちなみに…

スタッシャー公式サイトによると、シリコンバッグには水性ペンで文字や絵などを描けるとのこと。

消したい時は、水洗いか、濡らした布などで拭きとります。

私も試しに水性マジックをちょっと付けてみたところ、インクが弾かれて摩擦で簡単ににじんでしまいましたが、確かに色残りせず消すことはできました。

ポスカのようなにじみにくい水性ペンだったらしっかり描けるかもしれません。

料理を作った日付などをメモしたり、子供が喜ぶ絵を描いてあげたりと、さらに活用の幅が広がりそうです。

ミサト
ミサト

スタッシャーは食品から小物までいろいろな用途に使えますね。

まとめ:品質に間違いなし!長く使うならスタッシャー

今回の星評価

品質5.0
使いやすさ4.0
コスパ4.5

とりあえずシリコンバッグを試しに使ってみたいという場合なら、まずは安いものを買ってみるのもアリです。

しかし、素材や作りの丈夫さなど、品質という点においてはやはりスタッシャーに軍配が上がります。

長く使いたいなら、少し高くてもスタッシャーを選ぶ価値はあります。

料理をする人にはもちろん、今回ご紹介したポケットサイズなどはどんな人でも使いやすいので、ちょっとしたプレゼントにもおすすめ。

スタッシャー公式のオンラインショップもありますが、見たところAmazonや楽天などでもほぼ同じ価格で商品があったので、セール状況やポイント還元率などを考慮して、お得なショップを選びましょう。

この記事を書いた人
ミサト

アラサー主婦。
買い物をする時は時間をかけてじっくりと検討したいタイプ。
生活がワンランクアップするような「ちょっといいもの」を、徹底的にレビューしています。

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