
スマートウォッチってピンからキリまであるけど、何が違うの?

3万円以上するApple Watchを使っていましたが、約7,000円のHUAWEI Bandに替えてみました。
Apple Watchのように何万円もするものから、数千円で買えるものまで、スマートウォッチはピンキリ。
この価格差で、一体何が変わるのでしょうか。
私は、HUAWEIのBnad 10という安いスマートウォッチに買い替えました。
結果的に、想像以上に使いやすく、「健康維持のモチベーションのため」という私の用途にはこれで十分!
そこで今回は、HUAWEI Band 10の使用感をレビューすると同時に、Apple Watchと何が違うのかをまとめてみたいと思います。
どちらがいいのかは用途によるので、それぞれどんな人に向いているのかもご紹介します。
今回の星評価
機能 | |
デザイン | |
コスパ |
HUAWEI Band 10の基本情報

今回「10」と数字が付いているように、HUAWEI Bandはこれまでシリーズで新商品が出続けています。
前作のBand 9と比べると、機能面は大きく変わりませんが、ケースにアルミニウムタイプが出たのが注目ポイント。
Band 10は、アルミニウムエディションと、ポリマー製のオンライン限定エディションと、2つのタイプがあります。

エディションによって価格やカラー展開が異なるので注意。
HUAWEI Band 10 | |
---|---|
価格(※) | オンライン限定:6,800円 アルミニウム:8,580円 |
ケース素材 | オンライン限定:繊維強化ポリマー アルミニウム:アルミニウム合金 |
カラー展開 | オンライン限定:ピンク・ブラック アルミニウム:グリーン・マットブラック・ブルー・ホワイト・パープル |
サイズ(横×縦×厚さ) | 約24.86×43.45×8.99mm |
重さ(ベルト除く) | オンライン限定:約14g アルミニウム:約15g |
防水 | 5ATM (静水圧50mに10分間耐えられる。温泉などの高温はNG。) |
※この価格は割引なしの場合ですが、公式サイトでも各ショッピングサイトでも、割引きになっていることがほとんどです。
割引きがあると、オンライン限定5,000円程度、アルミニウム7,000円程度の印象でした。
ディテール
では、画像で詳しく見ていきましょう。
私が買ったのは、アルミニウムのホワイトです。

女性の腕にもなじむ、コンパクトなサイズ感。
ケースがアルミニウムなので、安っぽく見えません。

付属のバンドは、バックルのあるタイプで、余ったベルト端は固定できます。
ウォッチ本体の裏側は、サラサラとしたマットな質感なので、汗をかいてもベタつきにくいです。

バンドは簡単に着脱可能。
HUAWEI Bandシリーズはバンドの互換性があるので、好きなバンドに付け替えることができます。
純正品以外のバンドもたくさんあるので、カスタマイズは結構楽しめますよ。

こちらは、非純正のバンドに付けかえてみたところです。
アルミニウムホワイトは本体ケースがシルバーなので、こういったシックなバンドとも合いますね。
ところで、上の画像でも分かるように、画面のベゼル(余白)はちょっと太めです。
まぁ、価格が安い分、しょうがない部分だと思いますが…。

私は普段、背景が黒い文字盤に設定しているのであまり気になりません。
ちなみに、写真では画面がちょっと暗く見えますが、実際は鮮明できれいです…!

文字盤のデザインは、無料のものから有料のものまで本当に多種多様。
無料のものだけでも、全部は見きれないくらいたくさんあるので、自分の好みに合うデザインが見つかるはずです。
文字盤は簡単に切り替えられるので、その日の気分や、TPOに合わせてチェンジできます。

中国人デザイナーが多いのか、中には「月曜~日曜」が「1~7」で表記されているものも。中国語では「星期一」もしくは「周一」のように数字で曜日を表します。

こちらが付属の充電ケーブル。
ケーブル元はUSB-A、ウォッチ側はマグネットで吸着するタイプです。
買ってよかった!魅力ポイント3つ
魅力①機能が充実している

Band 10の価格を考えると、機能は充実しています。
運動・睡眠の記録をはじめ、心拍数・情緒の計測など、健康維持に役立つ機能は一通りそろっています。
また、メールなどの通知を受け取れるほか、LINEにはあらかじめ登録しておいた文言をクイック返信することも可能。(※クイック返信はAndroidのみ対応)
個人的には、音楽の再生・停止、曲送り、音量調節の機能をよく使います。
YouTubeやポッドキャストも操作できるので、ながら聴きして家事をしている時に、手元で操作できるのが便利です。
魅力②着け心地がいい

軽くて、着けていることが気になりにくいのがうれしいです。
ちゃんとヘルスデータを計測するためには、日中も寝ている間もウォッチを着けつづけることが必要不可欠。
私がApple Watchを使っていた時、寝る時はどうも邪魔に感じてしまい、すぐに睡眠データの計測は諦めたのですが、Bnad 10は着けたまま寝られます。
やっぱり、機能やデザインに目が行きがちだけど、着け心地ってかなり重要です。

付属のバンドも、フルオロエラストマーという特殊な素材で、柔らかくサラサラとした手触り。
安価なシリコンバンドにありがちなベタつきも起きにくいです。

よりリラックスしたい時には、伸縮性のあるゴムバンドに付け替えるのも◎。
魅力③バッテリー持ち抜群!
Band 10を使い始めて驚いたのが、バッテリー持ちのよさ!
メーカー公式は、約14日間バッテリーが持つと謳っています。
「14日はさすがに盛りすぎでしょ…」と思っていましたが、実際、日中だけとか使い方によっては全然あり得そう。
私は、お風呂の時間以外は着けっぱなしにしていますが、1日で10%くらいしかバッテリーを消費しません。
1週間に1回充電すれば十分なので、数日の旅行なら充電ケーブルは要りませんね。
それに加え、充電時の速度も速いです。

充電ケーブルが特殊な端子で、ケーブルの元もUSB-Aなので、あまり速そうに見えないんですけどね…。(笑)
初めて充電した時は、想像以上に速くて、お風呂に入っている間にすっかり100%になっており、慌ててケーブルを抜いたほどです。

過充電には要注意。
買う前に知っておきたい注意点
HUAWEI Band 10のちょっと気になった点を挙げておきます。
まず、他の人の口コミでもよく書かれていますが、バイブレーションが弱めです。
「ブー」とバイブレーションの音が鳴るので、その音のほうで通知やアラームに気付くことが多いような気もします。
通知には気付けるので問題ないのですが、音を出せない静かな場所ではスリープモードにしておいたほうがよさそうです。
もう一つは、アプリについて。
スマホとペアリングするためには、HUAWEIヘルスケアアプリが必要です。
このアプリは、QRコードからウェブサイトを開き、そこから直接アプリをダウンロードする形式になっています。
App StoreやGoogle Playを経由しないので、安全性について不信感を抱く人はいるかもしれません。

私も最初は「ん?」と思いました…。
でも、アプリがないとウォッチが使えないし、HUAWEIは大企業で日本人ユーザーもすでに多いことから、信頼できるだろうとダウンロードしました。
私は今は問題なく使っていますが、もし信頼できないと思うなら、そもそも買わないほうがいいでしょう。
Apple Watchとの比較
私はBand 10を買うまで、Apple Watch(SE Wi-Fiモデル)を使っていました。
価格帯も機能も全然違う2つのモデルですが、ざっくりとどんな違いがあるのかご紹介します。
HUAWEI Bandに替えてよかった点
HUAWEI Bandに替えてよかった点は、コンパクトで着け心地がいいところ。

Apple Watchを着けたまま寝ると装着感が気になってしまい、結局睡眠のモニタリングには使わなかったのですが、HUAWEI Bandは着けたまま寝ることができました。
また、バッテリー持ちに関しては、HUAWEI Bandが圧倒的に優秀。
Apple Watchは1日1回必ず充電していましたが、HUAWEI Bandは1週間に1回くらいで十分です。
そして、Apple WatchはiPhoneとしかペアリングできないので、HUAWEI Bandに替えたことでiPhone以外のスマホに機種変更するという選択肢ができました。
まぁこれは、HUAWEI BandのメリットというよりApple Watchの弱点ですけどね…(笑)
あとは、7,000円程度と安いのは大きな魅力。
いざとなったら買い替えられるという気軽さがあるので、ケースやフィルムなしでガンガン使っています。
Apple WatchでできてHUAWEI Bandでできないこと
Apple Watchは、iPhoneの分身みたいな感じ。
iPhone内のアプリをウォッチ上で簡易的に使えるので、Apple Watchのほうができることが格段に多いです。
なので、HUAWEI Bandでできないことを挙げるとキリがないのですが、個人的にはAndroidユーザーなのでカメラのリモートシャッターが使えずちょっと残念。
また、Apple Watchだとカメラにどう映っているかがウォッチ上で確認できるところ、HUAWEI Bandは本当にシャッターのスイッチとしての機能のみのようです。
そして、自動改札や買い物での決済もできませんが、スマホでやればいいので、私は特に不便を感じません。
あと、Apple Watchの優れている点としては、いざという時に命を助けてくれる可能性があるということ。
異常心拍や不整脈を通知したり、転倒を検出して通報をサポートしたりする機能があり、これによって実際に命を救われたという人もいます。
さすがにHUAWEI Bandの安さでは、ここまでの機能はありません。
Apple WatchとBand 10どっちがおすすめ?

結局どっちがいいの?

それぞれどんな人におすすめか、まとめてみました。
「ハイグレードなモデルだからApple Watchのほうが絶対いい!」というわけではなく、どんな用途で使うかで、ベストなウォッチは変わってきます。
まず、HUAWEI Bandをおすすめできる人はこちら。
逆に、Apple Watchがおすすめな人はこちら。
健康のデータ測定ができればよいという人は、HUAWEI Bandで十分な可能性が高いです。
反対に、いちいちスマホを出さずともウォッチで何でも済ませたい人や、すでに健康に不安があっていざという時に頼れるウォッチがいい人は、Apple Watchを買う価値があると思います。

HUAWEI Bandは親などへのプレゼントにもおすすめ。お手頃だし、機能も使いこなしやすいです。
まとめ:健康管理に特化したミニマルなウォッチ。

今回の星評価
機能 | |
デザイン | |
コスパ |
HUAWEI Band 10は、健康維持のモチベーション用としては十分なウォッチです。
運動を習慣づけたい、体重管理したいなど、日常生活の中での健康管理におすすめ。
私は、Apple Watchでは使っていない機能も多かったので、サイズも機能もミニマルなHUAWEI Bandのほうがしっくりきています。
そして、価格のわりに機能やデザインも優れていて、コスパがいいのも魅力的。
スマートウォッチは、普通の腕時計とは違い、繰り返し充電することでどうしてもバッテリーが消耗します。
数年ごとに買い替えることを考えると、やはりコスパのよさは見逃せません。
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