
水に濡れても大丈夫で、見た目もおしゃれなサンダルってないかな?

ビルケンシュトックには、定番人気モデルの樹脂製バージョンがあります。
サンダルは、素足で履くから汚れやすいし、夏は雨で濡れることも多いので、お手入れが簡単なものがうれしいですよね。
とはいっても、デザイン性や履き心地のよさも諦められません。
そんなわがままを叶えてくれるサンダルが、ビルケンシュトックにはあります!
昨夏、定番人気モデル「アリゾナ」の樹脂製タイプを購入したところ、履き心地のよさや扱いやすさがとても気に入りました。
今回は、そんなアリゾナEVAについて、サイズ感や履き心地などを徹底的にレビューしていきます。
今回の星評価
履き心地 | |
デザイン | |
コスパ |
基本情報
今回レビューするのは、ビルケンシュトックの大定番モデル「アリゾナ」のEVAタイプです。
BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)といえば、言わずと知れたドイツのシューズブランドですね。
足のアーチに沿う立体的なインソールが特徴で、履き心地のよさからそのインソールは「足のベッド」を意味する「フットベッド」と名付けられているほど。

ビルケンシュトックの商品は基本的に革製のものがメインですが、こちらのアリゾナEVAは、EVA(樹脂)製です。
革製に比べて軽く、耐水性に優れており、お手入れも簡単なのが特徴。
アリゾナのデザインはそのままに、より気軽に履ける一足になっています。
ビルケンシュトック アリゾナEVA | |
---|---|
品番 | 0129421、0129423 |
価格 | 7,700円(税込) |
素材 | EVA |
サイズ展開 | 22.5cm~30cm |
原産国 | ドイツ |
メンズもレディースも履けるサイズ展開ですが、22.5~26cmはナロー幅、26.5~30cmはレギュラー幅と、サイズによって足幅が異なるようです。
詳しくは下の「サイズ感」の項目もご覧ください。
ちなみに、キッズサイズも一応あるみたいですが、キッズではかかとにストラップにある「ミラノ」モデルのほうが充実している印象でした。

EVAタイプはカラー展開も豊富です。
ディテール
ここからは画像で、デザインや作りを詳しく見ていきましょう。

今回私が購入したのは、ブラックの36サイズ(23cm)です。

全体がEVA樹脂でできており、ベルトも同色のプラスチック製になっています。
ベルトは飾りではなくて、実際にサイズ調節が可能。
指側のストラップは穴が4つ、足首側のストラップは穴が5つ開いているので、自分に合うフィット感に微調整できるのはうれしいポイントです。

樹脂素材のためソールからアッパーまで全体がひとつなぎになっていますが、よく見るとアッパーは革っぽい模様、ソールはコルクっぽい模様の加工がされています。
安っぽく見えないのは、こういう細かなディテールのおかげなのでしょうね。

インソールは、ビルケンシュトックではおなじみの立体的な形。
足裏の凹凸にやさしくフィットします。
ちなみに、インソールにサイズやブランドロゴが彫ってありますが、古いモデルだとこれが刻印ではなくプリントになっているタイプがあるようです。
ネットで購入する時は、どちらのタイプかチェックするといいかもしれません。

靴底も樹脂なので、しっかりグリップ感があり、濡れた地面でも滑りにくくなっています。
サイズ感
では、肝心なサイズ感のレビューです。
結論から先に言うと、私は普段のスニーカーのサイズでOKだと感じました。
まず私の足のサイズについてですが、スニーカーだと23cm、サンダルだと22.5cmを選ぶことが多いです。
ZOZOMATだとこんな感じ。

分かりやすく言えば、足のサイズは平均よりやや小さめ、幅は広め、甲は高めです。
元々、ビルケンシュトックのボストンを持っているので、今回もそれと同じ23cm(36サイズ)を選びました。
実際に履いてみると、やはり23cmでピッタリです。

普段のサンダルでは22.5cmが多いですが、ビルケンシュトックはかかとがはみ出ないのが正しいフィット感なので、スニーカーのサイズに合わせてちょうどいいと思います。
ただ、ボストンとアリゾナEVAはサイズ的に大きく違う点があります…!
ビルケンシュトックは基本的に、幅をナローとレギュラーのふたつから選べるのですが、アリゾナEVAの場合は22.5cm~26cmはナロー幅、26.5cm~30cmはレギュラー幅と、サイズによって幅が決まっているようなのです。
他の商品に比べると簡易的な商品なためか、大まかに女性はナロー幅、男性はレギュラー幅というふうに限定している模様。
私の23cmだとナロー幅になりますが、すでに持っているボストンはレギュラー幅だったので、「ナローで大丈夫なのかな?」という不安がありました。

しかし、実際にはナローでも全然問題なかったです。
素足で履いた時にインソールにちょうどよく足が収まります。
また、2か所のベルトでかなりきつくもゆるくも調節できるので、幅についてはあまり気にしなくても大丈夫かもしれません。
- 普段履いているスニーカーと同じサイズでOK
- 幅はベルトでかなり調節できる

そもそもレギュラー幅は、私の幅広な足でもゆとりがあるくらいだったので、ビルケンシュトックはナローが普通幅用、レギュラーは特に幅広用くらいに思っていたほうがよさそう。
履き心地
続いて、履き心地について。
まず、ビルケンシュトックならではの足裏に沿うインソールで、足を入れた時のフィット感がとてもいいです。
マットな質感でサラサラしているので、汗をかく季節でも不快感なく履けます。
2か所のベルトがちゃんとホールドしてくれるので、脱げにくくて歩きやすいのも◎。
また、樹脂製のため抜群に軽いです。
私の36サイズ(23cm)の重さを測ってみると、片足たったの88gでした。
レジャーに持っていく場合なども携帯性がいいですね。

ただ、革製のビルケンシュトック製品に比べると、どうしても履き心地は少し劣ると感じました。
樹脂だと素肌との摩擦が起きやすいので、長距離歩くと、サンダルとよく擦れる部分の皮膚が赤くなってきます。
具体的には、私の場合は歩数が大体5000~6000歩を超えると摩擦感が気になってきます。
とはいえ、ひどい靴擦れになるわけではないし、5000歩程度までは全く問題なく快適に歩けるので、近所の買い物などには十分です。
あともうひとつ、ソールのクッション性も革製とは若干異なる気がします。
ビルケンシュトックの革製サンダルだと、ソールがコルク製で「ソフトフットベッド」というクッション性に優れた構造になっています。

EVA製でも、樹脂そのものの弾力はありますが、長く歩いた時にコルクのソフトフットベッドのほうが疲れにくいように感じました。
革製のほうは値段が2~3倍高いので、質で敵わないのは仕方ないですね。
まぁただ、私は革製のほうは靴下を必ず履くのに対して、アリゾナEVAは素足で履いていたので、そこの違いもあるかもしれません。
というわけで、履き心地についてのまとめです。
- 足にフィットして快適
- 長距離歩くのには不向きかも
例えば、たくさん歩く旅行にこれ一足で行くのは心許ないですが、近所歩き、雨の日、水遊び、スリッパ代わりなどの用途にはピッタリです。
気軽に履けて使い勝手がよく、持っていると便利なサンダルであることは間違いありません。

足が楽なので、ちょっと出かける時につい履いてしまいます。
コーディネート例
ここからは、コーディネート例をご紹介します。
レディースコーデを3パターン作ってみました。
もし買ったらどんな服に合わせられそうか、イメージの参考にしてみてください。
コーデ①Tシャツ+デニム

まずは、何の変哲もない白Tとデニムの組み合わせ。
スニーカーを合わせるより、素足が見えるサンダルのほうが、女性らしさがちょっぴり加わる気がします。
シンプルだからこそ、派手めのペディキュアをワンポイントにするのもいいですね。
ほどよいリラックス感が好きで、実際に私自身も、夏はこんな格好をしている日が多いです。
画像内で着用しているデニムはこちら↓
コーデ②ワンピース

続いては、女性らしい小花柄のワンピースに合わせました。
アリゾナの太ベルトの存在感で、ほどよくカジュアルダウンされます。
夏のレジャーにもピッタリですね。
コーデ③+ソックス

最後は、ソックスとの組み合わせです。
カジュアルだけど、素足が見えない分、少し品のある印象になりますね。
今回は厚手のソックスを着用しましたが、肌が透けるような薄手のソックスだと、一味違った印象になりそう。
また、万が一靴擦れしてしまった場合でも、ソックスを履けば摩擦を軽減できます。
画像内で着用しているトップス・バッグ・靴下はこちら↓

アリゾナはトングがないから、靴下を履いたままサンダルを履けるのも一つの魅力です。
買ってよかった!魅力ポイント3つ
魅力①楽な履き心地
アリゾナEVAを買って一夏過ごしてみましたが、結局これを履く日が一番多かったです。
というのも、足が締め付けられなくて快適だし、サッと脱ぎ履きできる気軽さから、玄関を出る時についつい履いてしまうからです。
主婦の私としては、近所のスーパーやドラッグストアに行くのにちょうどよくて重宝しています。
また、ビーチサンダルとは違って靴下を履いたままでもOKなので、ゴミ出しや、ちょっとした来客時などの玄関履きとしても便利です。
あとは、旅行の時に、サブの靴として持っていくのにもよさそう。
スリッパ代わりに飛行機内やホテルで履けるし、雨が降ってきた時や水遊びなどにも対応できますね。
魅力②水濡れOK
樹脂製であることの一番の強みは、水に濡らせるということ!
クロックスやビーチサンダルなどと同じように、水陸両用です。
やはり日本の夏は雨が降りやすいので、濡れても大丈夫なサンダルは助かります。

革のサンダルはおしゃれだけど、ヨーロッパみたいに乾燥した気候向きなのでしょうね…。
そして、濡らせるということは、ジャブジャブ水洗いできるということでもあります。

汚れても洗えるし、樹脂だから汚れも落ちやすいので、お手入れは本当に簡単です。
汚れを気にせずガンガン履けるのは、樹脂製ならではの魅力と言えます。
魅力③おしゃれに履ける
最後は、見た目について。
履き心地が楽で、お手入れも簡単なのに、見た目はラフすぎないデザインなのが気に入っています。
そもそも、ビルケンシュトックの大人気モデルであるアリゾナを樹脂化した商品なので、デザインは間違いないですしね。
全体がマットな質感で、ベルトやソールなども同色でまとめられていて、洗練された雰囲気がおしゃれです。
街を歩いても全く違和感がなく、ファッションアイテムとしても優秀。
ビーチサンダル感覚で履けるのに、ある程度きちんとした感じがあるので、大人も使いやすいです。

玄関履きとしても使っていますが、これなら人に見られても恥ずかしくないです。
まとめ:大人も使いやすい!気軽に履けてタフなサンダル。
今回の星評価
履き心地 | |
デザイン | |
コスパ |
大人コーデにも違和感なく使えるデザインでありながら、雨の日でも水遊びの日でもガシガシ履けるタフさが魅力の一足。
私も、近所歩きや長距離移動の時、雨の日など、いろいろなシーンで重宝しています。
まさに一足持っておいて損はないアイテム!
足を締め付けず、足裏の凹凸にやさしくフィットするので、リカバリーサンダルとしてもおすすめです。
また、ビルケンシュトックのアイテムとしてはお手頃価格なため、最初の一足としてもピッタリだと思います。
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